こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
大学入試において、総合型選抜を選択肢にする受験生が増えています。総合型選抜は、学力試験だけでは測れない受験生の個性や潜在能力を多角的に評価する入試制度であり、多様な才能を持つ学生に門戸を開いています。
総合型選抜では、大学教授との面談が選考過程に含まれるケースがあります。教授との面談は、研究室訪問、個別相談、AO入試の面接対策など、様々な目的で行われます。
大学教授は、学術的な専門知識を持つだけでなく、学生の指導や研究活動など、多忙な日々を送っています。そのため、教授にアポイントを取る際には、失礼のないよう、マナーを守ることが重要です。
この記事では、総合型選抜の概要、大学教授にアポイントを取る際の注意点5選、そしてKOSSUN教育ラボが提供するサポート体制について詳しく解説していきます。
受験生とその保護者の方々にとって、大学教授との面談を成功させるための道標となることを願っています。
総合型選抜とは?
まず、総合型選抜の概要について改めて確認しておきましょう。
総合型選抜は、従来のAO入試が発展した形で、学力試験の点数だけでなく、志望理由書、活動報告書、面接、小論文、プレゼンテーションなどを通して、受験生の多様な能力や個性を総合的に評価する入試制度です。
大学や学部・学科ごとに選考基準は異なりますが、一般的には以下のような能力が評価されます。
- 基礎学力:大学で学ぶための基礎的な学力
- 思考力・判断力・表現力:問題を発見し、解決策を考え、それを表現する力
- 主体性・多様性・協働性:自ら学び、考え、行動する力、多様な価値観を理解し、他者と協力する力
- 将来の目標:大学で何を学び、将来どのように社会に貢献したいのか
総合型選抜は、大学側が求める学生像(アドミッション・ポリシー)と、受験生自身の個性や能力、将来の目標が合致しているかどうかを重視します。
総合型選抜のメリット
総合型選抜には、一般選抜とは異なる様々なメリットがあります。
- 多様な評価基準: 学力試験の点数だけで評価されるのではなく、個性や潜在能力をアピールすることができます。
- 早い時期に合否が決定: 一般選抜よりも早い時期に選考が行われるため、合格すれば精神的な余裕を持って入学準備を進めることができます。
- 大学独自の選考: 大学・学部・学科ごとに選考基準が設定されているため、自分の個性や能力に合った大学を選ぶことができます。
- 自己成長: 入試対策を通して、自己分析や将来設計、表現力など、社会で必要とされる能力を身につけることができます。
総合型選抜は、主体的に学び、将来の目標を明確に持っている受験生にとって、大きなチャンスとなる入試制度と言えるでしょう。
大学教授にアポイントを取る際の注意点5選
1. 教授のメールアドレスを調べる
高校生が志望校の大学教授のメールアドレスを調べるのは、なかなか骨が折れる作業ですよね。でも、教授に直接コンタクトを取ることができれば、研究室訪問や個別相談など、AO入試対策に役立つ情報を得られるチャンスが広がります。
そこで、大学教授のメールアドレスを調べる方法と注意点をまとめました。
1. 大学のウェブサイトで調べる
多くの大学では、教員の連絡先をウェブサイトで公開しています。
- 教員紹介ページ: 学部や研究科のページに、所属する教員のリストが掲載されていることが多いです。
- 研究室ウェブサイト: 教授が所属する研究室のウェブサイトに、教授のメールアドレスが記載されている場合があります。
- 大学ディレクトリ: 大学によっては、教員や職員の連絡先をまとめたディレクトリを公開している場合があります。
2. 大学に問い合わせる
大学のウェブサイトでメールアドレスが見つからない場合は、大学に直接問い合わせてみましょう。
- 学部事務室: 志望する学部の事務室に電話やメールで問い合わせてみましょう。
- 大学代表番号: 大学の代表番号に電話し、教授の所属する学部や研究室に繋いでもらう方法もあります。
3. 論文や著書から調べる
教授が執筆した論文や著書に、所属や連絡先が記載されている場合があります。
4. 研究者データベースを利用する
ResearchmapやJ-GLOBALなどの研究者データベースで、教授の名前や所属を検索すると、連絡先情報が見つかる場合があります。
注意点
公開情報: 大学のウェブサイトや論文などに掲載されているメールアドレスは、公開情報です。しかし、個別に問い合わせて入手したメールアドレスは、教授の許可なく第三者に教えないようにしましょう。
個人情報保護: 教授のメールアドレスは個人情報です。入手したメールアドレスは、アポイントメントの目的以外に使用しないようにしましょう。
迷惑メール: 教授のメールアドレスに、迷惑メールを送信することは避けましょう。
礼節: 教授は多忙なため、返信に時間がかかる場合があります。催促のメールを送る際は、失礼のないように注意しましょう。
2. 件名を具体的に記述する
メールの件名は、用件がひと目でわかるように、具体的に記述しましょう。
例えば、「〇〇大学 〇〇学部 〇〇です。面談のお願い」のように、大学名、学部名、氏名、そして用件を記載することで、教授がメールの内容を把握しやすくなります。
3. 丁寧な言葉遣いを心がける
メールの本文は、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
尊敬語、謙譲語、丁寧語を正しく使用し、失礼な表現やくだけ過ぎた表現は避けましょう。
また、誤字脱字がないか、送信前に必ず確認しましょう。
4. 面談の目的を明確に伝える
面談を希望する目的を、具体的に伝えましょう。
研究室訪問、個別相談など、面談の目的を明確に伝えることで、教授は事前に準備をすることができ、スムーズな面談に繋がります。
5. 日程調整は教授の都合を優先する
面談の日程は、教授の都合を優先しましょう。
複数の候補日を提示し、教授に都合の良い日時を選んでもらうようにしましょう。
また、教授から返信がない場合は、数日後に再度メールを送るか、電話で問い合わせてみましょう。
志望大学の教授にメールでアポイントを取る際の例文
件名:〇〇大学〇〇学部志望 〇〇高校 〇〇です。面会のお願い
〇〇先生
はじめまして。〇〇大学〇〇学部を志望している、〇〇高校3年の〇〇と申します。
突然のメールで大変恐縮ですが、先生にぜひお話を伺いたいと思い、ご連絡させていただきました。
私は〇〇という分野に強い興味があり、特に先生の研究されている〇〇について大変関心を持っております。貴学のオープンキャンパスに参加した際、先生の研究室の展示を拝見し、〇〇についてもっと深く知りたいと強く思うようになりました。
つきましては、先生のご都合の良い時間に、面会のお時間を頂戴できますでしょうか。先生のご研究や〇〇大学について、より詳しくお話を伺えれば幸いです。
私の都合としましては、〇月〇日〇時、〇月〇日〇時、〇月〇日〇時であれば、大学に伺うことが可能です。先生のご都合に合わせていただけたらと存じます。
お忙しいところ大変恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
〇〇高校 3年 〇〇
〇〇(氏名)
〇〇(高校のメールアドレス)
〇〇(電話番号)
※ 上記はあくまで例文です。状況に合わせて内容を修正してください。
修正ポイント
- 件名: 大学名、学部名、高校名、氏名を明記し、要件を簡潔に伝えましょう。
- 自己紹介: 高校名、学年、氏名を明確に伝えましょう。
- 面会を希望する理由: なぜその教授に会いたいのか、具体的に伝えましょう。
- 教授の著書や論文を読んだ
- オープンキャンパスで教授の話を聞いた
- 教授の研究に興味がある
- 〇〇大学で学びたいという強い気持ちがある
- 面会可能な日時: 複数の候補日を提示し、教授の都合に合わせましょう。
- 結びの言葉: 丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
KOSSUN教育ラボのサポート体制
KOSSUN教育ラボでは、SFCのAO入試対策を全面的にサポートしています。
- 経験豊富な講師陣による指導
- SFCのAO入試に特化したカリキュラム
- 個別指導や面接対策
- 面接官経験者による模擬面接
まとめ
この記事では、総合型選抜の概要、大学教授にアポイントを取る際の注意点5選、そしてKOSSUN教育ラボが提供するサポート体制について解説しました。
大学教授は、学術的な専門知識を持つだけでなく、学生の指導や研究活動など、多忙な日々を送っています。
そのため、教授にアポイントを取る際には、失礼のないよう、マナーを守ることが重要です。
KOSSUN教育ラボでは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。