
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCのユニークな教育は、体育の授業にも表れています。SFCでは、体育科目を心身の健康と自己開発を目的としています。この科目において、単位取得の条件の一つとなっているのが「体育ノート」です。
「体育ノートって、どんなことを書くの?」「単なる出席記録?」といった疑問を持つ方もいるかもしれません。今回は、このSFCの体育ノートに焦点を当て、それが単なる記録を超え、いかにして皆さんの自己開発の重要なプロセスとなるのかを徹底的に解説していきます。
この記事が、皆さんのSFCでの学びの全体像をより深く理解する一助となることを心より願っております。
SFCの体育ノート:ウェルネス科目における重要な要素
SFCの体育科目は、「心身の融合と人間的成熟を目指し、『気づく・探す・深める・伝える』を基本理念とした実践の場」です 。この理念を具現化する上で、体育ノートは以下のような重要な役割を担っています。
- 授業への出席記録: 体育ノートは、体育科目の予約、体育ノートの提出、レポートの提出を行うシステム「体育システム」と連動しています 。
- 学びの振り返りとレポート提出: 単位取得には、実技だけでなく、レポートの提出も条件とされています 。体育ノートは、授業で学んだことや、自身の心身の変化を記録し、レポート作成の基礎となる重要なツールです。
体育ノートが育む「自己開発」のプロセス
SFCの体育ノートを活用することで、学生は以下のような「自己開発」のプロセスを体験し、SFCが求める資質を養うことができます。
1. 「気づく」:自身の心身の状態を客観的に観察する
体育ノートは、授業での活動を通じて、自分の身体能力や心身の状態に「気づく」ためのツールです。授業でのパフォーマンス、運動後の体の変化、気分などを記録することで、自身の状態を客観的に把握できるようになります。この「気づき」は、SFCでのハードな学業や研究活動に臨む上で、心身のコンディションを自ら管理するための重要な出発点となります。
2. 「探す」:新しい可能性と自己発見を追求する
SFCのウェルネス科目では、ゴルフ、エアロビクス、スクーバダイビングなど、約30種の多彩なジャンルの授業が用意されています 。体育ノートは、これらの授業を通じて「新しい可能性」や「自己発見」を追求するプロセスを記録する場です。これまで経験したことのないスポーツに挑戦し、その中で感じた喜びや難しさ、成長の軌跡を記録することは、あなたの自己理解を深め、今後の学びの選択にも影響を与えるでしょう。
3. 「深める」:体験から得た知恵を言語化する
体育ノートは、実技で得た「身体知」を言語化し、思考を「深める」ための場でもあります。授業で体験したことを、なぜそのように感じたのか、どのような意味があるのかといった視点で記録し、レポートとしてまとめることで、単なる経験を「知恵」へと昇華させることができます。
4. 「伝える」:協調性を育むコミュニケーション
「体育1」では、様々な背景を持つ学生同士が身体運動を通じて互いに交流を深め、クラスという集団の中で個の発見を目指します 。体育ノートに記録した自身の考えや体験は、グループワークや授業内のディスカッションを通じて、仲間と「伝える」ための重要な材料となります。これにより、多様な価値観を持つ仲間と協調し、人間的な成長を促す機会となります 。
最後に
慶應SFCの「体育ノート」は、単なる出席記録やレポートの提出を目的としたものではありません。それは、あなたが心身の健康を保ち、新しい自分を発見し、多様な仲間と交流し、SFCでの学びの土台となる「自己開発」を実践するための、必須アイテムなのです。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFC合格後も充実したキャンパスライフを送れるよう応援しています。SFCでの学びを最大限に活かし、あなたの「志」を実現する最高の学生生活を送ることを心から願っております!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。