
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCのカリキュラムは、その自由度の高さで知られています。一般的な大学のように、特定の学問分野に沿って決められた科目を履修するのではなく、学生一人ひとりが「SFCで何を学び、何を研究したいか」という問題意識に基づいて、自由に科目を組み合わせて学修計画を立てることができます。
今回は、SFCにおける科目選択の仕組みと、その自由さがもたらす学びの可能性について解説します。
SFCのカリキュラムを構成する「2つの科目群」
SFCのカリキュラムは「基盤科目」と「先端科目」の2つに大きく分かれています。
1. 基盤科目
基盤科目は、大学生活の導入として、今後の学習の土台となる力を養うための科目です。
- 総合講座科目:学部の全体像を把握し、SFCにおける学びの視点を身につけるための科目。
- 言語コミュニケーション科目:英語をはじめとする外国語を学び、グローバルなコミュニケーション能力を養うための科目。
- 情報技術基礎科目・データサイエンス科目:現代社会に不可欠な情報技術やデータ分析の基礎を学ぶための科目。
- ウェルネス科目・共通科目:心身の健康や、幅広い教養を身につけるための科目。
これらの科目を1、2年次を中心に履修することで、SFCでの「研究会」や「卒業プロジェクト」に向けた強固な基礎力を築くことができます。
2. 先端科目
先端科目は、研究会や卒業プロジェクトへの足がかりとなる、より専門的で先進的な科目群です。
「アスペクト(探究の観点、スケール、方法など)」が示されており、学生は自分の興味に合わせて、これらのキーワードから先端科目を見つけることができます。
このユニークな科目選択の方法は、学生が自分の研究テーマに関連する科目だけでなく、思いもよらなかった新しい分野の科目に出会う機会を提供します。
「研究会」を中心とした学びの全体像
SFCのカリキュラム全体が「研究会」と「卒業プロジェクト」を中心に据えて構成されていることを明確にしています。
- 1年次:基盤科目を履修し、基礎的な力を養う。
- 2年次:引き続き基礎を固めつつ、専門知識への道筋を探求する。
- 3年次:発展的な先端科目を履修し、研究会での活動を深める。
- 4年次:集大成として卒業プロジェクトに取り組む。
このように、SFCの科目選択は、単に単位を取得するためのものではありません。それは、あなたが将来取り組みたいテーマやビジョンを明確にし、それを実現するための「学びのコンパス」として機能しているのです。
最後に
SFCの「科目選択」は、あなたの「志」と「好奇心」を最大限に引き出し、それを形にするための最高のツールです。
この自由な環境の中で、あなたがどのように学びをデザインし、どのように成長していくのか。それは、SFCのAO入試において最も重視されるポイントの一つです。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCのこのユニークな科目選択の仕組みを深く理解し、AO入試という独自の選考方法を突破できるよう、徹底的なサポートを提供します。
あなたのSFC合格への挑戦を、心よりお待ちしております!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。