こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

大学受験の合格基準といえば、「合格最低点」を思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。しかし、SFCの入試、特に総合型選抜(旧AO入試)においては、一般的な意味での「合格最低点」は存在しません。

今回は、なぜSFCに合格最低点がないと言われるのか、その理由と、点数だけでは測れないSFCの本当の合格基準について徹底的に解説していきます。

この記事が、皆さんがSFCの入試の本質を理解し、合格への道を切り拓く一助となることを心より願っております。


SFCの入試が持つ最大の特色は「点数化できない能力」を重視することにあります。

1. 総合型選抜(AO入試)の場合

SFCのAO入試は、特定の教科科目の筆記試験を行わず、

提出書類と面接によって多面的・総合的に評価されます 。

合否は、以下のような要素を総合的に判断して決定されます。

これらの要素は、単一の点数で評価できるものではありません。そのため、SFCのAO入試には、合格最低点という概念が当てはまらないのです。

2. 一般選抜の場合

一般選抜では、英語、数学、情報のいずれか1科目と小論文が課されます。科目ごとの点数は存在しますが、合否は各科目の点数だけでなく、小論文で測られる「思考プロセス」や「創造性」といった、数値化しにくい能力も加味して総合的に判定されます。

したがって、一般選抜においても、単に点数が高ければ合格するという単純な基準ではないため、一概に「合格最低点」を語ることは難しいのです。


SFCが合格最低点という概念に縛られないのは、単に形式が特殊だからではありません。SFCが本当に重視しているのは、以下の3つの本質的な能力です。

1. 「問題発見・解決能力」と「創造性」

SFCは、現代社会の複雑な問題を、自ら発見し解決できる人材を求めています 。合格には、特定の分野の知識だけでなく、多様な視点から物事を捉え、新しい発想で解決策を創造できる力が必要です

2. 「SFCで何を学びたいのか」という明確な「志」

SFCの入試は、受験生と大学が互いに望ましい「マッチング」を創り出すための場です 。合格には、「SFCでこんなことを学びたい」というあなた自身の「問題意識」や「テーマ」を持っており、自己実現を図ろうとする情熱が不可欠です

3. 多様で突出した「活動実績」

SFCの入試は、筆記試験によらず書類選考と面接によって多面的・総合的に評価されます 。これは、あなたの学業成績だけでなく、学業以外の活動も重要な合格基準であることを意味します。

慶應SFCの入試に「合格最低点」という概念が存在しないのは、SFCが点数だけでは測れないあなたの価値を見極めたいと考えているからです。

SFCへの挑戦は、単なる試験の点数を競うのではなく、あなたが持つ「問題発見・解決能力」と「創造性」を、「SFCで何を学びたいか」という明確な「志」と、「これまでの活動実績」を通じてどれだけ説得力のある形で表現できるか、ということに集約されます。

KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCが求める合格基準を深く理解し、AO入試という独自の選考方法を突破できるよう、徹底的なサポートを提供します。

あなたのSFC合格への挑戦を、心よりお待ちしております!


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。