
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)の学びは、教室の中だけに留まりません。SFCの理念である「問題発見・解決」を社会の現場で実践するため、インターンシップは単なる就業体験ではなく、学問的な研究活動の一部として深く位置づけられています。
今回は、SFCが推奨するオフキャンパス・スタディ、特にインターンシップの制度と、それが皆さんの「志」とキャリア形成にどう繋がるのかを解説します。
1. インターンシップの位置づけ:研究を深める「オフキャンパス・スタディ」
SFCは、学生がキャンパスの外で社会的な実践を試み、成果を検証するオフキャンパス・スタディを強く推奨しています。
- 目的: 学内での学習活動と並行して、キャンパスの外で実践的な就業経験を通して、研究テーマをより深く掘り下げ、自身の将来のキャリアを意識し方向付けるよい機会となります。
- 効果: 社会的な実践を通じて、新たな問題や課題発見の機会が得られます。
2. SFC独自の「インターンシップ科目」の種類
SFCのカリキュラムには、インターンシップを単位として認めるための独自の科目が用意されています。学生は、自身の興味やキャリアプランに合わせて選択できます。
- 企業インターンシップ: さまざまな企業で実際に仕事を経験することを通じて、働くことの意義、社会人としての責任、将来のキャリアを考え、学習します。
- 非営利組織インターンシップ: NPOなどの非営利組織で実践を経験し、学習します。
- 社会起業インターンシップ: ベンチャー等での就業経験を通して、社会起業に関する課題やプロセスを学習します。
これらの科目は、学生が多様な組織形態で働く経験を積むことを奨励しています。
3. 「フィールド研究」を通じたインターンシップの学術化
インターンシップは、研究プロジェクト科目に設置されている「フィールド研究1・2」としても位置づけられます。
- 目的: 春季・夏季休業期間中に、学生自身が個々の研究テーマに関連した実地調査や就業体験(インターンシップ)を行い、具体的な成果を上げることを目的としています。
- 意義: この制度により、インターンシップが単なるアルバイトや就職活動ではなく、個人の研究テーマを深く掘り下げるための学術活動として成立します。例えば、総合政策学部の学生が政策研究のために官公庁で、または環境情報学部の学生がデータ分析の研究のためにIT企業でインターンを行う、といった活用が可能です。
4. AO入試戦略:インターンシップ経験を「実行力」としてアピール
SFCのAO入試(総合型選抜)に挑戦する受験生にとって、インターンシップ経験は強力なアピール材料となります。
- 「問題発見」の実績: インターン経験は、あなたが「社会の現場で問題を発見し、解決を試みる実行力」を持っていることの証拠です。
- 志望理由への接続: 「インターンシップで直面した課題を、SFCの(IT技術/政策デザイン)の研究会で解決したい」というように、経験とSFCでの学び、そして将来のビジョンを論理的に結びつけることで、志望理由の説得力が格段に増します。
最後に
慶應SFCのインターンシップ制度は、学生が学問的な知識を社会で応用し、自らの手で未来のキャリアパスを創るための「布石」です。この制度を最大限に活用することで、あなたは社会の変革を担う「未来からの留学生」へと成長するでしょう。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCのAO入試を突破し、この特別なフィールドで活躍できるよう、徹底的なサポートを提供します。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

