
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「慶應SFCは、たった1科目で受験できるって本当?」という噂を聞いたことがあるかもしれません。これは、一般選抜における科目選択の仕組みを指しています。
今回は、SFCの一般選抜における科目選択の仕組みと、それが持つ意味、そして合格を掴むための戦略について解説していきます。
SFCの一般選抜は「2科目」で合否を判定
『慶應義塾大学 2025年度 一般選抜要項』によると、慶應義塾大学SFCの一般選抜(総合政策学部・環境情報学部)は、以下の2つの科目で合否を判定します。
- 外国語: 英語
- 数学または情報:
- 総合政策学部: 数学または情報
- 環境情報学部: 数学または情報
このことから、SFCの一般選抜は、「外国語(英語)」と「数学または情報」の2科目で受験することがわかります。
多くの大学が3科目から5科目で合否を判定する中、SFCはたった2科目で受験できるという点で、非常にユニークな入試制度だと言えるでしょう。
SFCが2科目を課す理由
SFCが2科目に絞って受験を課すのは、単に受験生の負担を減らすためではありません。そこには、SFCが求める人材像が明確に反映されています。
1. 「問題発見・解決」に必要な基礎力
SFCは、複雑な社会課題を多角的に捉え、解決できる人材を求めています。そのためには、
- 外国語(英語): 論文や研究情報を読み解き、グローバルな舞台で活躍するためのコミュニケーション能力
- 数学・情報: 論理的に思考し、データを分析する力、そしてそれを応用する情報技術 これらの基礎力が必要だと考えているのです。
2. 思考プロセスを重視する小論文
SFCの一般選抜は、外国語または数学・情報の筆記試験に加え、小論文が課されます。
この小論文は、単なる知識の有無や文章力だけでなく、受験生の「思考プロセス」そのものを評価しようとしています。
合格を掴むための戦略
SFCの一般選抜を突破するためには、以下の戦略が有効です。
戦略1:得意科目を徹底的に伸ばす
英語、数学、情報の中から、あなたが最も得意な科目に焦点を当て、その分野の知識と応用力を徹底的に高めましょう。
戦略2:小論文対策を万全に
小論文は、あなたの「思考プロセス」を評価される重要な科目です。過去問を解き、自分の思考を論理的に、そして創造的に表現する練習を繰り返しましょう。
戦略3:AO入試との併願も視野に
SFCの一般選抜は、AO入試で重視される「問題発見・解決能力」や「創造性」と共通する能力が評価されます。そのため、AO入試と一般選抜を併願することで、合格のチャンスを広げることができます。
最後に
「SFCは1科目で受験できる」という言葉は、その入試のユニークさを端的に表しています。しかし、その本質は、あなたが持つ「問題発見・解決能力」と「創造性」を測る入り口です。
SFCへの挑戦は、この唯一無二の入試制度を通じて、あなたの「志」をどのように表現し、未来を切り拓いていくかを探る、素晴らしい機会となるでしょう。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCの本質を深く理解し、合格への道を切り拓けるよう、徹底的なサポートを提供します。
あなたのSFC合格への挑戦を、心よりお待ちしております!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。