
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)の学びは、ITや政策といった分野に留まらず、未来の教育を担う「先生」を目指す道も開かれています。SFCでは、大学での学際的な学びを通じて、変化の激しい時代に対応できる教員を育成するための「教職課程」が設置されています。
今回は、SFCでどのような教員免許状が取得できるのか、その概要と、SFCの学びを教職にどう活かせるのかについて解説していきます。
1. SFCで取得できる教員免許状の種類
総合政策学部と環境情報学部には「教職課程」が設置されており、所定の単位を修得することで、以下の教員免許状を取得することができます。
学部 | 学科 | 免許状の種類 | 教科 |
総合政策学部 | 総合政策学科 | 中学校教諭一種免許状 | 社会 |
高等学校教諭一種免許状 | 公民 | ||
環境情報学部 | 環境情報学科 | 高等学校教諭一種免許状 | 情報 |
- 補足: 他学部に設置されている科目についても、単位互換などで取得できる免許状がある場合があるため、入学後のガイダンスで確認することが推奨されます 。
2. SFCの学びが「先生」として最強の武器になる理由
SFCで教職課程を履修し、教員になることは、従来の教員とは一線を画す大きな強みとなります。
- 「情報」教育の専門家: 環境情報学部で「情報」の免許状を取得できることは、現代の学校教育において極めて大きなアドバンテージです。プログラミングやデータサイエンスといった情報技術の基礎を深く学んだSFC生は、次世代の教育を担う即戦力となります。
- 「問題発見・解決」の指導者: 総合政策学部で育成される「問題発見・解決能力」は、生徒たちに知識を与えるだけでなく、「自ら問いを立てる力」を教える上で非常に強力な武器となります。教科の枠を超えて、社会の課題を学際的に捉える教育を実践できます。
- 学際的な視野: SFCの文理融合の学びは、複数の教科を横断して指導する視点や、複雑な社会情勢を多角的に解説する力を養います。
3. 教職を目指すための戦略
SFCで教職課程を履修する際には、以下の点に注意し、計画的に進めることが重要です。
- 専門機関の活用: 教員免許状の取得に関する相談や、介護等体験、教育実習に関する手続きは、教職課程センターやCDPオフィス(キャリア支援窓口)が窓口となります。専門の部署に相談し、必要な手続きを計画的に進めましょう。
- 計画的な履修: 教員免許状の取得に必要な科目は広範にわたるため、4年間で修得できるよう、入学後すぐに履修計画を立てることが肝要です。
最後に
慶應SFCの教職課程は、皆さんが教育者として、新しい時代に求められる「自ら考える力」を生徒たちに教えるための最高の舞台です。
SFCの学際的な学びを土台に、未来の教育を創造したいという「志」を持つ皆さんの挑戦を、KOSSUN教育ラボは全力で応援します。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。