
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)は、神奈川県藤沢市の広大なキャンパスでのびのびと研究に取り組むイメージが強いかもしれません。しかし、SFCの研究活動はキャンパス内だけに留まりません。その最先端の研究成果は、毎年、東京の中心である六本木・東京ミッドタウンで開催されるイベントを通じて、社会に向けて発信されています。
今回は、その象徴的なイベント「ORF(Open Research Forum)」と、そこで展開されるSFC独自のプレゼンテーション形式「Pitch(ピッチ)」に焦点を当て、SFC生の研究がいかに社会と直結しているのかを解説します。
1. 研究成果を社会へ還元する「ORF(Open Research Forum)」
SFCは開設以来、「研究成果を社会へ還元することは我々に課せられた重要な社会責任」という理念のもと、毎年「Open Research Forum(ORF)」を開催しています。
ORFは、SFCの研究者や学生が、その進行中の研究プロジェクトや成果を、産業界、官公庁、自治体、学会などに紹介する場です。これは単なる展示会ではなく、社会からのフィードバックを得て今後の研究計画に反映させたり、産官学連携の強化を図るためのコミュニケーションの場でもあります。
SFCの研究が、社会という「現場」で評価され、進化していくプロセスそのものが、このORFに凝縮されています。
2. 六本木・東京ミッドタウンという「発信の舞台」
SFCの研究成果発表の場として、六本木にある「東京ミッドタウン」が選ばれていることには、大きな意味があります。
- 社会との接続: 広大な自然に囲まれたSFCキャンパスから、東京の中心地である六本木に場所を移すことで、SFCの研究がアカデミックな枠を超え、ビジネスや行政、デザインなど、あらゆる分野のプロフェッショナルと出会う機会を生み出します。
- デザインとイノベーションの発信地: 東京ミッドタウンは、デザインやアート、ビジネスのイノベーションが集まる場所であり、SFCの「創造性」を重視する研究成果を紹介するのに最適な舞台と言えるでしょう。
3. SFC独自の発表形式「Pitch(ピッチ)」の衝撃
ORFの中でも特に注目を集めているのが、「Pitch(ピッチ)」と呼ばれる新しい研究発表の形態です。
Pitchは2018年のORFからスタートした形式で、以下のような特徴を持ちます。
- 会場: 東京ミッドタウン会場内に設けられた、ランウェイ形式の特設ステージ。
- 演出: 大胆な演出のもと、スポットライトの中で行われます。
- 形式: 研究者がライブ感あふれるさまざまな方法をもって、研究の成果を紹介します。
これは、従来の学会発表のような堅苦しい形式ではなく、まるでビジネスのプレゼンテーションやファッションショーのように、研究の「魅力」と「可能性」を、短く、強く、聴衆の心に訴えかけることを目的としています。
最後に
六本木・東京ミッドタウンで開催されるORFと、その舞台で展開されるPitchは、SFCの「ないものはつくる」という「実験する精神」を象徴しています。
SFCへのAO入試では、このPitchのように、「自分のアイデアをどのように社会に伝えるか」「いかに人々の関心を引きつけ、巻き込むか」という発信力と創造性が重要視されます。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCのこのユニークな研究環境を深く理解し、AO入試という独自の選考方法を突破できるよう、徹底的なサポートを提供します。あなたの「志」を、六本木という最高の舞台で発表する未来を掴みましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。