
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
大学受験の結果発表で「補欠合格」という通知を受け取ったとき、その意味や、どれくらいの確率で正規合格に繰り上がるのか、不安を感じる方は少なくありません。特に、SFCの入試は一般選抜・総合型選抜(AO入試)ともにその選考プロセスが特殊なため、補欠合格の扱いや繰り上がりの基準について疑問を持つ方もいるでしょう。
今回は、SFCの「補欠合格」をテーマに、その現実と、繰り上がり合格を最大限に引き寄せるための受験戦略について解説します。
1. 慶應義塾大学における「補欠」の基本的な仕組み
慶應義塾大学の入試では、学部や入試方式によって補欠合格者の発表方法や繰り上がりの仕組みが異なりますが、基本的な考え方は共通しています。
- 補欠者の発表: 合格発表と同時に「補欠」が発表されます。
- 繰り上がりの条件: 補欠者は、正規合格者の入学手続き状況により欠員が生じた場合に限り、順次入学が許可されます。
- 入学許可の期間: 入学が許可される場合は、遅くとも3月末日までにマイページの合否結果確認画面の表示内容が更新されます。
補欠は「合格」ではありませんが、繰り上がりのチャンスが残されている状態です。
2. SFCのAO入試における「補欠」合格の解釈
SFCのAO入試において、「補欠合格」という概念は公には使われていませんが、正規合格と不合格の間には「再挑戦の機会」という、実質的に補欠に近い制度が存在します。
AO入試の選考の特殊性
SFCのAO入試の合否は、提出書類と面接によって多面的・総合的に判定されます。合否が「点数」で明確に決まらないため、「わずかな差で不合格」というケースが多く発生します。
AO入試での「不合格」と「再挑戦」の戦略
AO入試で不合格となった場合でも、SFCのAO入試は再出願が可能です。これは、SFCが受験生の「志」と「成長」を継続的に評価する姿勢の表れです。
- 「志」のブラッシュアップ: 一度提出した書類を徹底的に分析し、SFCが求める「問題発見・解決能力」や「創造性」が不足していた点を明確に特定します。
- 「変更点」の説明: 再出願者には、前回の出願との変更点を説明する書面の提出が課されます。これは、不合格から次の挑戦までにあなたがどれだけ成長し、志を深めたかを証明する、実質的な「敗者復活戦」の機会となります。
3. 「繰り上がり」を最大限に引き寄せる戦略
もし一般選抜で補欠合格の通知を受け取った場合、あるいはAO入試で再挑戦を目指す場合、取るべき戦略は共通しています。
戦略①:マイページをこまめにチェックする
補欠合格の場合、繰り上がり合格の通知はマイページ上で行われ、メールの不着や確認漏れを理由とした入学手続の遅延・未完了に対する特別措置は一切認められません。自己の責任において、マイページの合否結果確認画面をこまめに確認することが鉄則です。
戦略②:次の挑戦に向けた準備を止めない
繰り上がりを待つ間も、ただ待機するのではなく、AO入試の再挑戦に向けた自己分析や書類のブラッシュアップを続けることが、精神的な安定と次のチャンスへの備えとなります。
戦略③:専門家の客観的評価を得る
補欠という結果は、合格ラインまであと一歩であったことを意味します。専門塾の力を借りて、あなたの書類や面接のどこに「わずかな不足」があったのかを客観的に分析し、次のチャンスに備えることが、最も賢明な戦略です。
最後に
慶應SFCの入試における「補欠合格」や「不合格からの再挑戦」は、あなたの「志」が本物であるかを試す試練です。SFCが求めるのは、困難な状況下でも諦めずに目標を追求し続ける、強い意志を持つ人材です。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがこの試練を乗り越え、SFC合格という最終目標を達成できるよう、戦略的なサポートを提供します。
あなたのSFC合格への挑戦を、心よりお待ちしております!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。