
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)は、その教育理念である「問題発見・解決」をグローバルな舞台で実践するため、学生の「留学」を強く推奨し、支援しています。SFCの留学制度は、単なる語学研修に留まらず、学際的な学びを世界に拡張するための戦略的挑戦として位置づけられています。
今回は、SFCが提供する留学の機会、制度の仕組み、そしてAO入試対策で培うべき国際的な「志」について解説します。
1. SFCが提供する留学の機会:多岐にわたるプログラム
SFCの学生は、慶應義塾大学全体が提供する多様な留学プログラムを活用し、世界中で学びを深めることができます。
派遣交換留学制度
慶應義塾大学は、世界トップレベルの大学と100校以上の交換協定を結んでいます。
- 目的: 1学年間、協定校での大学生活を体験することで、国際感覚の育成と視野の拡大を目指します。
- メリット: 留学中に慶應義塾大学に授業料を納入する必要があるものの、派遣先大学での授業料は免除されます。また、奨学金が提供される場合もあります。
- 派遣先: アジア、オセアニア、北米、中南米、ヨーロッパなど、多岐にわたる国・地域への派遣が可能です。
短期プログラム
国際センターが主催する短期海外研修プログラムが、夏季・春季休校中に実施されています。これは、長期間の留学が難しい学生にとって、国際的な経験を積む貴重な機会となります。
2. 留学と学籍:「留学認定」の戦略的活用
留学をする際、学生は「留学」の認定を受けるか、「休学」を選択するかによって、学籍と費用が変わるため、戦略的な判断が必要です。
| 認定の種類 | 留学期間の学籍 | 学費の取扱い | 単位の認定 |
| 留学認定 | 留学期間を在学期間に算入(1年間を限度)。 | 入学2年目以降、授業料等が減免される。 | 留学先で履修した単位が、卒業に必要な単位として認定されることがある。 |
| 休学 | 留学期間は在学年数に算入されない。 | 休学中の学費は免除。 | 留学中に取得した単位は認定されない。 |
- 戦略的選択: 自分の研究テーマに沿って海外の大学で専門分野を学びたい場合は「留学」の認定を目指す必要があります。語学研修など専門外の活動の場合は「休学」を選択するのが一般的です。
3. AO入試で示すべき「国際的な志」
SFCのAO入試(総合型選抜)に挑戦する受験生は、「留学したい」という漠然とした希望ではなく、あなたの「志」がグローバルな課題解決にどう繋がるのかを明確に示す必要があります。
- 「問題」のグローバル化: あなたの志望理由で語る「問題」が、日本国内だけでなく、世界的な視点(政策、環境、文化など)から見てどのように重要かを論述しましょう。
- 多言語能力の証明: SFCは多言語教育に力を入れているため、「言語コミュニケーション科目」で習得するフランス語やドイツ語など、英語以外の言語能力や学習意欲を示すことは、高い評価に繋がります。
- 実行力の証明: 留学や海外での活動経験がある場合は、その経験から何を学び、それがSFCの学際的な環境で追求したい「志」にどう繋がるのかを具体的に示しましょう。
最後に
慶應SFCの留学制度は、あなたの学びを「湘南藤沢」というキャンパスから「世界」という広大なフィールドへと拡張するための、戦略的な機会です。SFCのAO入試を突破し、この特別な環境で、あなたの「志」を世界で実践しましょう。
KOSSUN教育ラボは、皆さんのSFC合格への挑戦を、心よりお待ちしております!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

