
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)は、IT、デザイン、政策といった学際的な学びを通じて、多くの起業家(アントレプレナー)を輩出してきたことで知られています。「SFC=起業」というイメージを持つ方も多いでしょう。
SFCの教育は、単なるビジネススキルではなく、「ないものはつくる」という精神のもと、社会の課題を自ら発見し、解決策を創造する力を徹底的に養います。今回は、SFCが起業家精神をどのように育んでいるのか、そのユニークな環境と学びに焦点を当てて解説します。
1. SFCが起業に強い理由:学際的な「問題発見・解決」
SFCの教育は、起業家に不可欠な「アイデア」と「実行力」の源泉となります。
アイデアの源泉:文理融合の「知の化学反応」
SFCの総合政策学部と環境情報学部は、文系・理系の垣根を越えた学際的なカリキュラムを提供しています。
- 融合の強み: IT技術(環境情報)とビジネス戦略・政策(総合政策)を自由に組み合わせることで、誰も気づいていない新しいビジネスアイデアや、社会構造を変えるようなソリューションを生み出す土壌があります。
実行力の錬成:「研究会」と「卒業プロジェクト」
SFCの学びの中心は、教員と学生が対等に取り組む研究会と、その集大成である卒業プロジェクトです。
- 実践の場: 研究会では、企業や官公庁との連携プロジェクトなど、実社会に直結した課題に取り組みます。これは、市場や社会のニーズを分析し、アイデアをプロトタイプ化し、検証するという、起業のプロセスそのものです。
2. 起業家精神を育むユニークな施設と環境
SFCは、学生がアイデアを思いついた瞬間に、それを形にできる「実験インフラ」を備えています。
「ないものはつくる」ための設備
- メディアセンター・ラボ: 3Dプリンタやスタジオなどのファブスペース設置機材が充実しており、学生は自らの手でプロダクトやサービスを試作できます。
- キャンパス内のエコシステム: SFCの敷地内には、大学の研究施設と一体となったユニークな施設が点在しており、学生の熱中を支える「24時間キャンパス」の雰囲気があります。
アントレプレナーシップ科目の設置
SFCのカリキュラムには、「アントレプレナー概論」や「新事業創造ワークショップ」など、起業に関する具体的な知識や手法を学ぶ科目が特設されています。
3. AO入試戦略:起業の「志」を証明する
SFCのAO入試に挑戦する受験生にとって、「起業したい」という志は強力なアピールポイントとなりますが、単に夢を語るだけでは不十分です。
戦略①:問題解決への熱意を軸にする
AO入試で問われるのは、「儲けたい」という動機ではなく、「どのような社会課題を解決したいか」という強い「志」です。
- 提出書類: これまでの活動実績を通じて、あなたが問題を発見し、それを解決するためにどれだけ実行力と創造性を発揮してきたかを具体的に記述しましょう。
戦略②:「自由記述」で事業のプロトタイプを示す
「自由記述」スペースは、あなたの事業アイデアやサービス構想を、文章だけでなく図やデザインを用いて視覚的に表現する絶好の機会です。これは、あなたの創造性と構想力を証明する、ビジネスプランのプロトタイプとなります。
最後に
慶應SFCは、あなたの起業の「志」を、学際的な知識と実践的な環境で支え、社会を変革する力へと育ててくれる場所です。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCのAO入試を突破し、この特別なフィールドで未来の起業家としての一歩を踏み出せるよう、徹底的なサポートを提供します。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


