
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)の学びの核は、通常の大学の「ゼミ」とは一線を画す「研究会」にあります。この研究会は、学生が自ら問題を発見し解決策を創造する実践の場ですが、SFCの理念である「学際融合」を体現するため、他学部生にも門戸が開かれているのかという疑問を抱く方もいるでしょう。
今回は、SFCの「研究会」と他学部生との関わりについて、SFCのカリキュラムの特性を踏まえて解説します。
1. SFCにおける「研究会」の役割と参加の原則
SFCのカリキュラムにおいて「研究会」は、単なる勉強グループではなく、教員と学生が対等なパートナーとして共に問題解決に取り組む、教育と研究の最前線です。
研究会の特性
- 中心軸: SFCのカリキュラムは「研究会」と「卒業プロジェクト」を中心に据えています。学生は1年生から研究会に所属し、卒業プロジェクトに向けて探求を深めます。
- 活動内容: 企業や官公庁との共同研究など、実社会に直結した先端的な研究活動が数多く行われています。
他学部生の履修と原則
慶應義塾大学では、各学部の設置科目を他学部生が履修できる制度(他学部聴講)が存在します。SFCの学生は、法学部や経済学部など他キャンパスの科目を履修できるのと同様に、他学部の学生もSFCの「研究会」を含む科目を履修できる場合があります。
ただし、研究会は選抜が厳しく、自学部の学生が優先されることが一般的です。他学部生が研究会に飛び込むには、その研究テーマに対する強い情熱と、研究を遂行できる確かな基礎力が求められます。
2. SFCの学際的な学びが「他学部生」を惹きつける理由
SFCの研究会が他学部生をも惹きつけるのは、SFCが提供する研究テーマのユニークさ、すなわち「学際性」にあります。
- 分野の融合: SFCは文理の垣根を超えてIT、政策、デザイン、生命科学などを融合させるため、他学部では扱えないテーマを研究会で追求できます。
- 実践的なアウトプット: 法律を学ぶ法学部生がSFCの研究会でIT政策を、経済学部生がSFCでデータサイエンスを活用した地域課題解決を研究するなど、自分の専門分野をSFCで実践的に応用したいというニーズが生まれます。
3. AO入試戦略:「研究会」と「他学部」の連携を構想する
SFCへのAO入試に挑戦する受験生は、「研究会」を通じて他学部の学生とも協働する、より広い視野での「志」を語ることが有効です。
- 志望理由への反映: あなたの志望理由で、「SFCの研究会で、他学部生(例:医学部生、理工学部生)の専門知識と協働することで、○○という学際的な課題を解決したい」といった具体的な協働の構想を示すと、あなたの問題発見能力と学際的な視野が評価されます。
最後に
慶應SFCの研究会は、自学部の学生だけでなく、他学部生をも巻き込む「知のフュージョン・ラボ」です。SFCの学びは、常にあなたの「志」と「問題解決能力」を鍛え、未来を創造する場所です。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCのAO入試を突破し、この特別なフィールドで活躍できるよう、徹底的なサポートを提供します。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

