
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)のAO入試(総合型選抜)について、「面接でプレゼンテーションはあるのか?」という疑問は、受験生が最も気になる点の一つです。
結論から申し上げますと、SFCのAO入試の二次選考(面接)では、受験生に対して明確な「プレゼンテーション」や持ち込み資料の使用が必須として課されるわけではありません。しかし、面接を通じて問われるのは、プレゼンテーションの本質である「創造的な発信力」です。
今回は、SFCの面接で求められる「発信力」の真実と、あなたの「志」を効果的に伝えるための戦略について解説します。
1. 二次選考(面接)の形式:書類を軸にした「対話」
SFCのAO入試は、提出書類(志望理由、自由記述など)と、それを深く掘り下げる面接によって、多角的・総合的に評価されます。
- 面接の役割: 面接は、あなたが書類で表現した「志」や「ポテンシャル」が本物であるか、そしてSFCでの学びをやり遂げる「対話力」と「人間力」があるかを測る場です。
- 対話が中心: 面接は、面接官と受験生との「対話」が中心です。持ち込み資料や、あらかじめ用意したプレゼンテーションスライドなどを使って一方的に発表する形式は、原則として採用されていません。
2. 「プレゼン能力」が問われる本質的な理由
「プレゼン」という形式はないものの、SFCは面接を通じて「プレゼンテーションの本質的な能力」を厳しく評価しています。
本質①:アイデアを「論理的」に構造化する力
プレゼンとは、複雑なアイデアを分かりやすく、論理的に構造化することです。面接では、あなたの研究テーマや活動実績について、「なぜそれが問題なのか」「どう解決するのか」という論理的な道筋を、即座に、かつ明快に説明する能力が求められます。
本質②:「自由記述」を「言葉」で補強する力
提出書類の「自由記述」スペースは、あなたの創造的なアイデアをビジュアルで表現する部分です。面接では、このビジュアルで表現されたアイデアを、あなたの「言葉」で具体的に補強し、面接官にその「志」の深さを納得させる必要があります。これは、非常に高度な発信力です。
本質③:「対話」を通じて人を巻き込む力
SFCの教育は「研究会」中心であり、常に教員や仲間を「自分の研究」に巻き込む力が求められます。面接での「対話力」は、この「人を巻き込む力」の基礎となります。
3. 面接で「創造的な発信力」を証明する戦略
SFCの面接で合格を掴むためには、以下の戦略で準備を進めましょう。
- 書類の「裏側」まで準備: 書類に書いたすべての言葉、すべての図について、「なぜそれを選んだのか」という根拠(ロジック)を深掘りし、明確に説明できるように準備します。
- 対話形式のシミュレーション: 専門塾の模擬面接などを活用し、対話形式での受け答えを徹底的に練習します。面接官の質問の意図を正確に読み取り、即座に、かつ自信を持って論理的に返答する能力を磨きましょう。
- 情熱の可視化: 知識やロジックだけでなく、あなたの「SFCでなければならない」という強い情熱が、言葉、表情、態度から伝わるように意識することが重要です。
最後に
慶應SFCのAO入試は、「プレゼン」という形式こそありませんが、あなたの「志」と「創造的な発信力」を問う、最も本質的な選抜の場です。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCの面接の本質を理解し、「必然の合格」を掴み取れるよう、戦略的なサポートを提供します。
あなたのSFC合格への挑戦を、心よりお待ちしております!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


