
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCのAO入試(総合型選抜)対策において、「夏」は志望理由書や「自由記述」といった核となる書類を完成させる最も重要な時期です。しかし、夏の暑さは集中力を奪い、体調を崩す「夏バテ」のリスクを高めます。
AO対策に「対策なし」はあり得ませんが、体調管理という名の「戦略」なくして、質の高いアウトプットは不可能です。今回は、SFC合格を掴むために、夏バテを乗り越えるための具体的な対策と思考法を解説します。
1. 夏バテがAO対策にもたらす「戦略的」リスク
夏バテによる体調不良は、単なる肉体的な問題ではなく、AO入試の合否を左右する戦略的なリスクとなります。
- 思考の質の低下: 暑さによる集中力の低下は、「志望理由のロジック」や「自由記述の創造性」といった、SFCが求める知的生産の質を直接的に落とします。
- 作業効率の低下: 締切が厳格なAO入試の出願書類作成において、体調不良で作業が遅延することは、「出願が間に合わない」という不合格直結のリスクを高めます。
2. 夏バテを乗り越えるための3つの戦略的対策
受験生が夏バテを防ぎ、最高のコンディションでAO対策に臨むための具体的な戦略です。
戦略①:時間の「投資先」としての睡眠と栄養
睡眠や食事を削って対策時間を増やそうとすることは、SFCが求める「問題解決能力」の低下に直結します。
- 優先順位の再設定: 睡眠時間を削るのではなく、「質の高い睡眠」と「栄養」を「対策時間」の一部として捉え、最優先で確保しましょう。
- 食事の戦略: 食欲がないときでも、ビタミンB1(豚肉、うなぎなど)やクエン酸(梅干し、柑橘類)を意識的に摂取し、疲労回復と食欲増進を促しましょう。
戦略②:「心身ウェルネス」を確保する時間の組み込み
SFCは、学生の「心身の健康」が学問の前提であることを示し、「ウェルネス科目」(体育)を設けています。
- リフレッシュの確保: 猛暑の中での長時間労働は避け、短時間でも身体を動かす(ストレッチ、軽い散歩など)時間や、趣味に触れる時間を意識的にスケジュールに組み込みましょう。
- 休学の視点: モチベーション低下(やる気が出ない)の対策としても、心身のリフレッシュは重要です。
戦略③:環境を「デザイン」し、効率を最大化する
- 学習環境の最適化: エアコンや扇風機を適切に活用し、室温を快適に保ちましょう。集中力が持続する時間を把握し、最も涼しい早朝や夜間に「自由記述」や「志望理由書の骨子」といった知的生産に充てるなど、時間を戦略的にデザインします。
最後に
SFCのAO入試は、あなたがどれだけ「自立し、自己管理できる」かを問う試験でもあります。夏バテ対策は、単なる健康管理ではなく、「困難な状況下で、自ら問題を解決し、目標を達成できる」というポテンシャルを証明する最初の実践です。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


