
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCのAO入試(総合型選抜)対策において、夏休みは合否を分ける最も重要な時期です。この期間に、単なる受験勉強だけでなく、志望理由書や「自由記述」といった核となる提出書類の質を極限まで高められるかが勝負です。
今回は、AO対策のプロの視点から、SFC合格を掴むために高3の夏休みに集中すべき3つの戦略的な過ごし方を解説します。
1. 戦略の核:夏休みは「知的生産の最大化」に集中
SFCのAO入試は、高3の夏(8月上旬〜9月上旬)に出願のピークを迎えるため、夏休みは「インプット」から「アウトプット」へと学習を切り替える絶好のチャンスです。
| 期間 | 集中すべきタスク | 目的 |
| 夏休み前半 | 自己分析の完了とテーマの確立 | 書類作成の核となる「志」と「問い」を明確にする。 |
| 夏休み後半 | 書類の集中アウトプットと磨き上げ | 志望理由書と「自由記述」を完成させ、質を最大化する。 |
2. 夏休みの戦略的過ごし方:集中すべき3つの行動
行動①:AO対策の核となる「アウトプット」を完成させる
夏休みの最優先事項は、SFCが求める「創造性と論理」を具現化した提出書類を完成させることです。
- 志望理由書の完成: 自己分析で確立した「志の軸」と、SFCの学際的な環境(IT、政策、デザインなど)を結びつけるロジックを磨き、論理的かつ情熱的な文章に仕上げます。
- 「自由記述」の制作: 夏休みを使い、あなたのアイデアを図、デザイン、プロトタイプの構想といったビジュアルで表現する「自由記述」に時間を充てましょう。これは、あなたの創造性を証明する最大の武器です。
- 評価者の依頼: オンライン申請に必要な評価者2名への評価書作成の依頼を、夏休み中に余裕をもって済ませ、進捗を確認しましょう。これが遅れると、出願プロセス全体が停止します。
行動②:SFCの「空気に触れる」知的フィールドワーク
AO入試の説得力を高めるには、現地でしか得られないリアリティが必要です。
- キャンパス訪問(見学): SFCのキャンパスを再訪問し、学生の熱気や研究施設の雰囲気を肌で感じましょう。訪問で得た具体的なエピソードは、志望理由書の説得力を高めます。
- 関連書籍・論文の読破: 志望テーマに関連するSFC教員の書籍や論文を集中的に読み、専門的な知識とSFCでの研究の方向性を深めます。
行動③:一般対策(リスクヘッジ)と体調管理を両立
AO対策に集中しつつも、一般選抜や他大学受験の可能性を見据えた基礎学力の維持・向上と体調管理を怠ってはいけません。
- 一般対策のルーティン: 英語や小論文(論述力)といったAO対策とシナジー効果の高い科目を、毎日継続するルーティンを確保しましょう。
- 夏バテ対策: 睡眠や栄養を削らず、体調管理を「戦略」として最優先します。最高の知的生産は、最高のコンディションでのみ可能です。
最後に
SFCのAO入試における夏休みは、単に知識を詰め込む期間ではなく、あなたの「志」と「ポテンシャル」を提出書類という形で現実に変えるための、極めて戦略的な期間です。この時間を最大限に活用し、合格を掴み取りましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

