
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCへの挑戦は、特にAO入試(総合型選抜)や一般選抜の小論文対策など、「正解のない問い」に向き合うため、途中で「やる気が出ない」「モチベーションが続かない」というスランプに陥ることがあります。
SFCの教育は、「自律」と「問題発見」が核です。この「やる気が出ない」という状態も、「目標設定が適切ではない」という問題として捉え直し、SFC流の戦略で解決することが可能です。
今回は、SFCの入試対策と入学後の学びの両面で、モチベーションを回復させるための具体的な思考法と対策を解説します。
1. 「やる気が出ない」のSFC流分析:目標設定のズレ
SFCの受験生や学生が陥るモチベーション低下は、多くの場合、「ブランドへの憧れ」と「具体的な行動」の間にズレが生じているためです。
原因①:目標が「合格」で止まっている
AO入試対策で「合格」を目標にしすぎてしまうと、その後の「SFCで何をしたいか」という本当の「志」を見失いがちになります。SFCが求めるのは、「合格」ではなく、「未来を創造する力」です。
- 対策: モチベーションの対象を、「合格」という通過点から、「SFCの研究会で具体的な問題解決を成し遂げる未来」へと再設定しましょう。
原因②:「正解のない問い」へのアプローチに戸惑う
AO対策の書類作成や、一般選抜の小論文、入学後の研究会での課題は、「正解」がありません。この不確実性が、行動を止める原因になります。
- 対策: SFCの学びは「問題発見・解決」が核です。課題を「達成目標」ではなく、「次のヒントを得るための実験」と捉え直すことで、完璧主義から解放され、一歩を踏み出すハードルが下がります。
2. モチベーションを回復させる戦略的アクション
「やる気」は待っていても出ません。SFCのリソースを活用し、行動を通じて回復させる戦略が必要です。
戦略①:SFCの環境に身を置く(五感の刺激)
- キャンパスの再訪問: スランプを感じたら、一度SFCのキャンパスを再訪問し、学生たちの熱気や、最先端の施設(メディアセンター、研究棟)の雰囲気に触れましょう。あなたの「志」が芽生えた原点や、入学後の具体的なイメージを再確認できます。
- 研究テーマの再発見: 興味のある研究会のアスペクトを確認し、新たな分野との融合を考えることで、テーマに新鮮さを取り戻します。
戦略②:「協働」を活用し、課題を可視化する
独学でモチベーションが低下した場合、SFCの強みである「協働」を意識的に活用しましょう。
- 教員・専門家との対話: AO対策専門塾や学校の先生に、作成中の書類や進捗状況を公開し、客観的なフィードバックを受けましょう。自分の停滞を可視化することで、次にやるべきことが明確になります。
- 「親のサポート」を求める: モチベーション低下の原因を正直に伝え、精神的なサポートや、タスク管理のサポートを保護者の方に依頼しましょう。
戦略③:「心身ウェルネス」を確保する
SFCは、「ウェルネス科目」を設けており、心身の健康が学問の前提であることを示しています。
- リフレッシュ: 趣味や運動(テニスサークルなど)に時間を割き、心身のリフレッシュを図ることも、学習の効率を高める重要な戦略です。
最後に
SFCへの挑戦において「やる気が出ない」という状態は、あなたが「真の志」を持っているかを試す試練です。この困難を「問題」として捉え、戦略的に解決できる者こそが、SFCが求める「自律したイノベーター」となります。
このスランプを乗り越え、SFCの合格という最終目標を達成できるよう、心より応援しています。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

