
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCのAO入試(総合型選抜)の最終関門である二次選考(面接)は、合否を分ける最も重要なステップです。提出書類で語ったあなたの「志」が本物であるかを問われる緊張感あふれる場ですが、「失敗したらどうしよう」「緊張で頭が真っ白になったら」という不安は誰でも抱くものです。
今回は、SFCが面接で本当に見ているポイントを解説し、極度の緊張を乗り越えて最高のパフォーマンスを発揮するための具体的な対策法について解説します。
1. SFC面接で「失敗」と見なされないための思考法
SFCの面接は、知識のテストではありません。面接官は、あなたの人間性、ポテンシャル、そして対話力を見ています。
「失敗」の定義を履き違えない
- 本当の失敗ではない: 質問に完璧に答えられなかったり、言葉に詰まったりすることは、人間として自然なことです。面接官は、ロボットのような完璧な回答を求めているわけではありません。
- 本当の失敗とは: 質問の意図を理解しようとしない、緊張を理由にコミュニケーションを放棄する、書類の内容に嘘がある、といった「対話の放棄」や「誠実さの欠如」が、SFCが最も避けるべき「失敗」です。
緊張を「熱意」に変える
緊張は、あなたの「SFCに入りたい」という強い熱意の裏返しです。緊張していることを隠そうとせず、「大変緊張していますが、SFCへの志望意欲は誰にも負けません」といった誠実な姿勢を示すことで、面接官に好印象を与えることができます。
2. 緊張をコントロールするための具体的な対策法
緊張を完全に消すことはできませんが、コントロールし、パフォーマンスを安定させることは可能です。
対策①:想定外をなくす「徹底的な書類の深掘り」
緊張の最大の原因は、「何を質問されるかわからない」という不安です。
- 書類のロジックを固める: 提出した志望理由書、学習計画、自由記述に書かれているすべての言葉、図、実績について、「なぜそれを選んだのか」という根拠(ロジック)を完璧に説明できるように準備しましょう。
- 「批判的質問」への対応練習: 専門塾の模擬面接などを活用し、「あなたの研究テーマは非現実的ではないか?」「なぜSFCでやる必要があるのか?」といった、意地悪に見える「批判的な質問」に対して、論理的かつ冷静に対応する訓練を繰り返します。
対策②:「対話力」を鍛える実践的な練習
SFCの面接は「対話」が中心です。面接官の質問の意図を正確に読み取る訓練が、緊張時のミスを防ぎます。
- キーワード復唱法: 質問を聞いた後、頭の中で質問のキーワードを復唱し、「○○についてですね。それについては〜」と、質問の意図を再確認してから答える習慣をつけましょう。これにより、思考の時間を稼ぎ、回答の的確性が向上します。
- 沈黙を恐れない: 質問に詰まったとき、焦って無意味な言葉を連ねるよりも、「少々考える時間をいただけますでしょうか」と正直に伝える勇気を持ちましょう。SFCは、論理的な沈黙を評価します。
対策③:身体的なコンディショニング
- 呼吸法の活用: 面接の直前や、質問と質問の間に、深く、ゆっくりとした腹式呼吸を数回行いましょう。これにより、心拍数が落ち着き、思考がクリアになります。
- キャンパスの見学: 面接前にSFCのキャンパスを再度見学し、雰囲気に慣れておくことは、当日の緊張緩和に役立ちます。
最後に
SFCの面接は、あなたが研究会でメンター(指導教員)と「対等なパートナー」として協働できるか、というポテンシャルを測る場です。緊張はあって当然ですが、その緊張を乗り越え、誠実さ、論理、そして情熱をもって対話に臨む姿勢こそが、合格への最大の武器となります。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがこの面接の本質を理解し、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、徹底的なサポートを提供します。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


