
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)のAO入試(総合型選抜)は、主に春AO、夏秋AO、冬AOの3つの期に分かれて実施されます。これらの入試期はそれぞれ異なる特徴と対象を持ち、併願を検討する際には、その違いを戦略的に理解することが不可欠です。
今回は、SFCへの挑戦において重要な「夏秋AO」と「冬AO」の併願戦略と、それぞれの入試の特性について解説します。
1. 「夏秋AO」と「冬AO」の根本的な違い
両入試は同じSFCのAO入試ですが、対象とするプログラムと言語が大きく異なります。
| 比較項目 | 2025 夏秋 AO (Spring/Fall Admissions) | 2025 冬 AO (Winter AO for GIGA Program) |
| 主な対象 | 翌年4月入学の大部分の合格者。9月入学も対象。 | GIGAプログラムへの入学。主に9月入学を対象。 |
| 入試言語 | 日本語または英語を選択可能。 | 英語のみ(日本語での出願は不可)。 |
| 選考の特徴 | 日本語での出願の場合、提出書類と湘南藤沢キャンパスでの面接を実施。 | 海外在住者などを想定し、日本に来日することなく受験が可能。 |
| スケジュール | 8月〜11月に選考が進行。 | 冬に選考が進行。 |
2. 戦略的な併願の可否と狙い
SFCのAO入試は、異なる入試期(夏秋AOと冬AO)であれば、併願して挑戦することが可能です。これにより、合格のチャンスを実質的に2回得ることができます。
戦略①:チャンスの最大化
夏秋AOで不合格となった場合でも、冬AO(GIGA)に挑戦することで、翌年の入学機会を追求することができます。
戦略②:言語能力に応じた使い分け
- 高い日本語能力と個性: 従来の日本の高校教育を受け、日本語で深く「志」を論述できる受験生は、まず夏秋AOでの合格を目指すべきです。
- 高い英語力と国際的背景: 英語での学術的な論述能力と、国際的な活動実績に強みを持つ受験生は、冬AO(GIGA)を併願することで、その強みを最大限に活かせます。
3. 併願に際しての重要注意点
- 学部間の併願不可: 総合政策学部と環境情報学部は、AO入試の各期において併願できません。ただし、夏秋AOで総合政策学部に出願し、不合格となった場合、冬AOで環境情報学部(GIGA)に出願するなど、異なる期・異なる学部への挑戦は可能です。
- 出願資格の確認: 冬AO(GIGA)は、出願資格が他の期と異なるため、必ずSFCのWebサイトで公開される募集要項(冬AO)を確認する必要があります。
最後に
KOSSUN教育ラボは、あなたの「SFCで学びたい」という熱い想いを、最も効果的な形でSFCに届けるお手伝いをします。まずは一度、無料相談にお越しください。あなたの個性や強みを活かし、慶應SFCへの合格を掴み取るための具体的なロードマップを一緒に考えていきましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


