
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCのAO入試(総合型選抜)で最も重要なのは、「SFCでなければ解決できない」具体的な「研究テーマ(志)」を確立することです。このテーマを見つけるプロセスは、単なる自己分析ではなく、SFCのカリキュラムと社会の現状を深く理解する「戦略的な情報収集」にかかっています。
今回は、AO対策のプロの視点から、SFC合格に繋がる研究テーマを見つけるための具体的な情報収集のステップと、その活用法を解説します。
1. 「研究テーマ」を見つけるための情報収集の3つの視点
研究テーマは、あなたの「興味」とSFCの「学術的リソース」、そして「社会のニーズ」の接点にあります。以下の3つの視点から情報を集めましょう。
視点①:SFC内部のリソース(学術的探究)
あなたの興味がSFCで学術的に追求可能か、そしてどの研究会で指導を受けられるかを確認します。
- 研究会と教員(メンター): SFCのWebサイトで、各研究会のテーマと教員のアスペクトを徹底的に調べましょう。特に、あなたの関心に近いテーマを指導している教員(将来のメンター候補)の研究実績や論文を深く読み込むことが、テーマの学術的な方向性を定める上で不可欠です .
- アスペクトの活用: SFCが導入している「アスペクト」という仕組みを参考に、あなたの興味がIT、政策、デザイン、生命科学といったSFCの要素とどのように結びつくかを視覚的に検討しましょう。
視点②:SFCのカリキュラム(研究ツール)
あなたの研究テーマを実現するために、SFCが提供するどの基盤科目や先端科目がツールとなるのかを特定します。
- 基盤科目の理解: 研究テーマが「データサイエンス」や「情報技術基礎(プログラミング)」の習得を必要とするのかを明確にしましょう。この具体性が、学習計画書の説得力を高めます。
- 施設と設備の確認: メディアセンターの3Dプリンタやスタジオ、情報センター(KIC)といった、SFC独自の施設をどう活用してアイデアを具現化したいかを具体的に構想することで、テーマが「SFCでしかできない」というロジックを強化できます。
視点③:社会の現状とニーズ(問題の特定)
あなたの興味が、実際に社会が直面している課題とどう結びついているかを確認します。
- キャリアの進路: SFCの卒業生が活躍している分野(情報通信、コンサルティング、起業など)を調べ、あなたの研究テーマが「未来のキャリア」にどう繋がるのかを逆算しましょう。
2. 情報収集をAO対策に活かす戦略
収集した情報を単に羅列するのではなく、AO入試の提出書類に戦略的に組み込む必要があります。
- 志望理由書への反映: 「○○教員の○○研究会で、△△という問題を、SFCの情報技術と政策デザインを融合させて解決したい」というように、具体的な人名、リソース、分野を結びつけて論述することで、志望理由の説得力を高めます。
- 自由記述での具現化: 収集した研究テーマのアイデアを、文章だけでなく図やデザイン、プロトタイプの構想といったビジュアルで表現し、あなたの創造性と構想力を証明しましょう。
最後に
KOSSUN教育ラボは、あなたの「SFCで学びたい」という熱い想いを、最も効果的な形でSFCに届けるお手伝いをします。まずは一度、無料相談にお越しください。あなたの個性や強みを活かし、慶應SFCへの合格を掴み取るための具体的なロードマップを一緒に考えていきましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

