
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)は、その自由で革新的な校風から、他の学部とは一線を画したユニークな学生生活が特徴です。合格後、お子様がその自立的な学びの環境で最大限の成果を上げるためには、保護者の方がSFCの「学びの実態」と「経済的な側面」を理解しておくことが重要です。
今回は、SFCの学生生活の核と、知っておくべき学費の具体的な内訳、そして経済的なサポートについて解説します。
1. SFCの学生生活:「研究会」中心の自由な学び
SFCのカリキュラムは、入学後の1〜2年で「基盤科目」を通じて基礎力を固めた後、3・4年次で「研究会」と「卒業プロジェクト」という二つの軸を中心に据えて展開されます。
学生生活の核:「研究会」
SFCの教育の最大の特徴は、1年次から所属できる「研究会(ゼミ)」です。
- 自発的な研究活動: 学生は、特定の教員の指導のもと、自ら設定したテーマについて深く探究します。これは、提出書類で語った「志」を実践する場であり、単なる講義の受動的な受講とは一線を画します。
- 学際的な学びの場: 教員ごとにアスペクト(テーマ)が決まっており、自分の関心に沿って、異なる側面から役立つ科目を発見し、分野を超えた学際的な視野を広げることができます。
柔軟な学業と挑戦の機会
SFCの学生は、自身の研究テーマに合わせて、休学や交換留学など、学外での活動に積極的です。
- 留学・海外活動: 慶應義塾大学全体で海外の大学約100校と学生交換協定を締結しており、SFC生からも毎年多くの学生が交換留学に参加しています。留学中の単位は卒業単位として認められることがあり、留学期間を含めて4年間での卒業も可能です。
2. 卒業後の進路:高い専門性と多様なキャリア
SFCの学生は、情報通信技術(IT)と政策を融合させた学際的なバックグラウンドを持つため、卒業後の進路も専門性が高く、多様です。
- キャリアの特徴: 卒業生は「情報通信業」、「学術研究・専門/技術サービス業(コンサルティングなど)」、「製造業」、「金融・保険業」といった分野に多く進んでいます。特に、情報通信業やコンサルティングへの就職者比率が高い点が特徴的です。
- 進学: また、総合政策学部、環境情報学部ともに、大学院(特に慶應義塾大学の政策・メディア研究科)への進学者が多いのも特徴で、これはSFCでの研究をさらに深めたいという学生の意欲の表れです。
3. 経済的な準備:SFCの学費と内訳
慶應義塾大学の学費は、学部によって異なります。SFCの総合政策学部と環境情報学部の学費は、ほとんどの項目が共通しています(以下は2025年度の学部学費を参考に、単位は円)。
| 項目 | 総合政策学部 | 環境情報学部 | 備考 |
| 入学金 | 200,000 | 200,000 | 入学初年度のみ |
| 在籍基本料 | 70,000 | 70,000 | 毎年 |
| 授業料 | 1,130,000 | 1,130,000 | 毎年 |
| 施設設備費 | 320,000 | 320,000 | 毎年 |
| 実験実習費 | 0 | 0 | 毎年 |
| その他の費用 (概算) | 11,350 | 11,350 | 毎年 |
| 初年度納付金合計 | 1,731,350 | 1,731,350 | ※1 |
| 在学生納付金合計 | 1,531,250 | 1,531,250 | 2年次以降 |
- ※1:初年度納付金合計は、入学金とその他の費用の合計値に基づいて算出されています。
奨学金・支援制度
慶應義塾大学には、「慶應義塾大学奨学金」をはじめ、経済的なサポートを目的とした多数の奨学金制度が用意されています。
- 学業成績だけでなく、経済状況に応じて選考される奨学金もありますので、事前に情報を確認し、必要に応じて積極的に申請の準備を進めることが、経済的な不安を解消する鍵となります。
最後に
KOSSUN教育ラボは、あなたの「SFCで学びたい」という熱い想いを、最も効果的な形でSFCに届けるお手伝いをします。まずは一度、無料相談にお越しください。あなたの個性や強みを活かし、慶應SFCへの合格を掴み取るための具体的なロードマップを一緒に考えていきましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

