
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)への挑戦において、「AO入試(総合型選抜)」と「一般選抜」のどちらも視野に入れ、合格の可能性を最大化する「二刀流」戦略は非常に有効です。
しかし、この二つの入試は、求められる能力と対策が大きく異なるため、効率的な両立が成功の鍵となります。
今回は、SFCが求める資質を軸に、AO対策と一般対策を戦略的にリンクさせるための思考法を解説します。
1. なぜ「二刀流」戦略がSFCに有効なのか?
SFCのAO入試は、「志」の深さと「ポテンシャル」を評価する特殊な選考であり、その結果は予測が難しい部分があります。
- リスクヘッジの最大化: AO入試で万が一不合格となった場合でも、一般選抜で挑戦できるチャンスを確実に残すことで、受験全体のリスクを大幅に軽減できます。
- 思考力の共通化: AO対策で培う「論理的思考力」と「問題発見能力」は、一般選抜の核となる小論文や論述問題の対策に、極めて高いシナジー(相乗効果)を発揮します。
2. 両立のための戦略的思考法:AOを「軸」に一般を「支える」
AO入試の対策を軸に置き、一般選抜の対策がその軸を支える「土台」となるよう、計画を立て直す必要があります。
戦略①:AO対策の「思考の軸」を一般対策に接続
AO対策で深く掘り下げたあなたの「志(問題意識」は、一般対策の最も強力な武器となります。
- 小論文対策: SFCの小論文は、発想、論理的構成、表現の総合力が問われます。AO対策で練り上げた「解決したい社会課題のテーマ」や「ユニークな視点」を小論文の背景知識として活用し、論理的なアウトプットの訓練に集中しましょう。
- 基礎知識の効率化: 志望テーマに関連する知識(例:IT政策、環境問題のデータなど)を学ぶことは、AOの「学習計画」を具体化すると同時に、小論文の論述材料を増やすことにも繋がります。
戦略②:科目の選択と集中の徹底
SFCの一般選抜は、「外国語」と「数学または情報」の2科目と小論文が中心です。
- 得意科目での優位性: 英語、または数学/情報のうち、最も得意な科目に集中し、圧倒的な得点力を確保することで、総合点での優位性を築きましょう。特に数学/情報は、SFCの学びに直結する分野であり、理系的な思考力を持つ受験生は大きなアドバンテージを得られます。
3. 時間管理の戦略:AOの波と一般の波を切り替える
AO対策と一般対策の波を明確に分け、集中力の維持を図ることが、両立成功の鍵です。
| 時期 | 集中タスク | 目的 |
| 高3の夏 | AO対策に集中投下 | 志望理由書、自由記述といった核となる書類の完成を最優先。 |
| 秋(出願後) | 一般対策への切り替え | SFCのAO一次選考の合格発表を待たず、一般選抜対策に完全にシフト。小論文の演習量を増やし、基礎学力の完成を目指す。 |
| 冬〜直前 | 最終調整 | 一般選抜の過去問演習に集中し、本番での得点力を高める。AO二次選考(面接)の準備は、一般対策の合間や週末に集中的に行う。 |
最後に
KOSSUN教育ラボは、あなたの「SFCで学びたい」という熱い想いを、最も効果的な形でSFCに届けるお手伝いをします。まずは一度、無料相談にお越しください。あなたの個性や強みを活かし、慶應SFCへの合格を掴み取るための具体的なロードマップを一緒に考えていきましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

