
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「SFCは留年が多い」という噂を耳にしたことはありませんか?
自由な校風で知られる湘南藤沢キャンパスですが、その自由さゆえに、自己管理を誤ると「留年」という厳しい現実に直面することもあります。
しかし、SFCにおける留年は必ずしも「不名誉な失敗」だけを意味するわけではありません。
今回は、SFCの留年事情のリアルと、計画的に卒業するための戦略を解説します。
1. なぜSFCで留年が起こるのか? 3つの主な理由
SFCのカリキュラムは非常に柔軟ですが、それが落とし穴になることもあります。
- 「履修の自由」による自己管理の難しさ: SFCには他学部のような「1年生はこれを受ける」というガチガチの固定時間割がほぼありません。自分で戦略的に単位を組み合わさないと、卒業間際に「必修科目の取りこぼし」が発覚するケースがあります。
- 研究会(ゼミ)とプロジェクトへの没頭: SFC生の多くは研究会に心血を注ぎます。中には、企業との共同プロジェクトや起業活動に熱中しすぎて、基礎科目の単位取得を後回しにしてしまう、いわゆる「確信犯的留年」をする学生も一定数存在します。
- 「進級ブロック」の存在: SFCには特定の学年へ上がるために必要な単位数(進級要件)が設定されています。特に英語などの言語科目や、データサイエンス、プログラミングといった「基盤科目」を落とし続けると、自動的に足止めを食らってしまいます。
2. SFCにおける「戦略的留年」と「休学」の文化
SFCには、卒業を1年遅らせることをポジティブに捉える独特の文化も存在します。
- 長期留学への挑戦: 交換留学や私費留学で1年間海外へ出る際、あえて卒業を遅らせてでも現地での学びを優先する学生がいます。SFCでは毎年多くの学生が海外へ羽ばたいています。
- 起業・インターンシップ: 在学中に起業し、ビジネスを軌道に乗せるためにあえて「学生」という身分を維持しながら留年や休学を選択するケースです。
- 「社中協力」の精神: 学生寮(H-Village)などで留年している先輩が、後輩にその経験を「教訓」として伝えるなど、失敗をオープンに共有する土壌があるのもSFCらしい特徴です。
3. 留年を回避し、計画的に卒業するための「3つの鉄則」
「普通に、かつ充実して卒業したい」という学生のために、今から意識すべきポイントです。
① 「基盤科目」を1・2年次に固める
言語、データサイエンス、情報技術(プログラミング)といった基盤科目は、後回しにすると研究会活動の負担になります。これらを早期にクリアすることが、後半の自由度を生みます。
② メンター(教員)との対話を欠かさない
SFCの教員は学生の主体的な活動を応援してくれます。履修や進路で迷った際は、研究会の教員に相談することで、学業とプロジェクトの両立についてアドバイスを得られます。
③ CDPオフィスを活用する
進路や就職だけでなく、学業の遅れが将来にどう影響するか不安な場合は、SFCのCDPオフィスに相談しましょう。留年経験をどうキャリアに活かすか、あるいはどう挽回するか、専門的な視点からサポートしてくれます。
最後に
慶應SFCにおいて、4年で卒業することは一つの指標に過ぎません。大切なのは「4年間で何を成し遂げたか」です。
もし万が一、留年という結果になったとしても、それを「自分をアップデートするための充電期間」に転換できるのがSFC生の強さです。
受験生の皆さんはまず、SFCという最高の実験場を4年間フル活用して駆け抜けるための「計画性」を、今のうちから養っておきましょう。
KOSSUN教育ラボでは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

