こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「SFCの授業はレベルが高い」「周りが天才に見えて、自分だけ取り残されている気がする」……。実はこれ、SFC生が一度は通る「洗礼」のようなものです。特に、最先端のテクノロジーや複雑な社会科学を横断的に学ぶSFCでは、既存の勉強法が通用せず、「ついていけない」と立ち止まってしまう学生も少なくありません。

今回は、SFC特有の「授業の難しさ」の正体と、それを乗り越えるための戦略的な思考法を解説します。


1. なぜ「ついていけない」と感じるのか? SFC特有の3つの壁

SFCの授業が難しく感じられるのには、このキャンパスならではの理由があります。

  • 「言語」の壁(プログラミングと英語): SFCではプログラミングやデータサイエンスが「基盤科目」として必須です。文系出身者にとって、コードを書くことは新しい言語を習得するようなもの。また、GIGAプログラム(英語による授業)も豊富で、情報の密度に圧倒されがちです。
  • 「正解がない」という壁: SFCの授業は、教科書の内容を覚えることではなく、「未解決の問題に対してどうアプローチするか」を問われます。答えを求める勉強に慣れていると、思考のプロセスそのものをデザインする授業スタイルに戸惑いを感じます。
  • 「圧倒的スキルを持つ隣人」の壁: すでにアプリをリリースしている学生や、国際会議で発表する学生が隣に座っていることもあります。彼らと自分を比較し、自己肯定感が下がってしまうことが精神的なハードルになります。

2. 「ついていけない」を突破する3つのサバイバル戦略

SFCで生き残り、成長するためには、プライドを捨てた「戦略」が必要です。

① 「半学半教」をフル活用する

慶應義塾には、教える者と学ぶ者の区別なく、互いに教え合い学び合う「半学半教」の精神があります。

  • 仲間に聞く: できないことを恥じる必要はありません。学生寮(H-Village)や研究会(ゼミ)のラウンジには、必ず自分より得意な人がいます。彼らに教えを乞い、代わりに自分の得意分野で貢献する。この循環こそがSFCの学びの真髄です。

② 60%の完成度で「プロトタイピング」を繰り返す

SFCの課題は、最初から完璧を目指すと必ず詰みます。

  • フィードバックをもらう: 理解が不十分でも、まずは自分なりの「仮説」を形にして提出(あるいは教員に相談)しましょう。SFCの教員は、完成度よりも「思考の試行錯誤」を高く評価します。

③ CDPオフィスやSA(スチューデント・アシスタント)を頼る

  • SA制度: 多くの授業には、優秀な先輩学生がSAとして付いています。教員には聞きにくい初歩的な質問も、SAなら気軽に相談できます。
  • キャリア・進路の相談: 授業についていけないことが原因で将来が不安になったら、CDPオフィスを訪ねましょう。今の学びが将来どう繋がるのかを整理することで、モチベーションを再構築できます。

3. SFC受験生へのアドバイス:今から「学びの姿勢」を作る

AO入試の準備段階から、以下のマインドセットを持っておくと入学後がスムーズです。

  1. 「わからない」を楽しむ: 未知の領域に飛び込むのがSFCです。知らないことを恐れず、調べ、人に聞く「情報収集能力」を磨いておきましょう。
  2. 道具としてのITを意識する: プログラミングや数学は「目的」ではなく、問題を解決するための「道具(ツール)」です。ツールを使いこなす意欲を、志望理由書でも示しましょう。
  3. コミュニティへの帰属意識: 寮生活やグループワークなど、人と繋がることで学びの効率は爆発的に上がります。「一人で抱え込まない」ことも立派な実力です。

最後に

「授業についていけない」と悩む時間は、あなたが既存の自分の枠を超えようとしている、まさに「脱皮」の瞬間です。SFCという刺激的な環境で、もがきながらも手に入れた知識やスキルは、卒業後、社会のどんな荒波も乗り越えていくための強力な武器になります。

一人で悩む必要はありません。キャンパスには、あなたの「知りたい」を支える仲間とリソースが溢れています。


KOSSUN教育ラボでは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。