
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「自由なはずのSFCが、なぜか息苦しい」「周りの勢いに圧倒されて、大学に行きたくない」……。実は、SFC生の中で「やめたい」という悩みを抱える人は、決して少なくありません。合格を勝ち取った時の熱量を思い出し、そう思う自分を「甘え」だと責めてしまっていませんか?
しかし、SFCという特殊な環境下での「やめたい」という感情には、ポジティブな転換の種が隠されています。今回は、その違和感の正体と、これからの歩き方についてお話しします。
1. なぜ「やめたい」という感情が生まれるのか?
SFC特有の環境が、時として学生に強いプレッシャーを与えてしまうことがあります。
- 「やりたいこと」への強迫観念: 1年生から研究会に入り、高い志を持つ仲間が多いSFCでは、「まだ熱中できるものが見つからない自分」に焦りを感じ、居場所を失ったように感じてしまうことがあります。
- 「意識の高さ」への疲弊: 常に「問題解決」「イノベーション」という言葉が飛び交う環境に、心が疲れてしまう時期があります。普通の大学生らしい日常を求めることが、いけないことのように思えてしまうのです。
- 孤立感(ぼっち)の加速: 自由すぎる履修体系ゆえに、自分から動かないと繋がりが生まれない側面があります。特に研究会に馴染めないと、「自分はこのキャンパスに必要ないのでは」という孤独感が強まります。
2. その悩みは、あなたが「自立」し始めたサイン
SFCを「やめたい」という思考を、あえてポジティブに捉え直してみましょう。
- 「与えられた自由」からの卒業: これまでは「SFC生らしく振る舞うこと」が目的になっていたかもしれません。やめたいという違和感は、「他人のレールではなく、自分の価値観で生きたい」という本能的な叫びでもあります。
- 思考の深掘りのチャンス: 「なぜやめたいのか?」を徹底的に深掘りすることは、SFCが最も重視する「問題発見」そのものです。自分の人生という最大のプロジェクトに対して、今、あなたは向き合っているのです。
3. 「やめる」決断の前に試してほしい3つのこと
極端な結論を出す前に、SFCというプラットフォームを「自分に都合よく」使い倒す方法を考えてみましょう。
① 「戦略的休学」という選択肢
SFCは休学に対して非常に寛容な文化があります。一度キャンパスを離れ、インターンや旅、あるいはただゆっくり過ごす時間を持つことで、「やはりSFCのリソースが必要だ」と気づくこともあれば、全く別の道が見えることもあります。
② 相談のプロ「CDPオフィス」を訪ねる
キャリアや進路に迷った際、CDPオフィスは就職だけでなく「中退後の進路」も含め、親身に相談に乗ってくれます。学外の視点を取り入れることで、今の状況を客観視できます。
③ 「研究会」を変える・離れる
もし原因が特定の人間関係や研究内容なら、思い切って環境を変えましょう。SFCには多様な研究会が存在します。一つが合わなかったからといって、SFC全体があなたに合わないわけではありません。
4. SFC受験生・新入生へのアドバイス
これからSFCに入る方は、以下のマインドセットを持っておくと楽になります。
- 「何もしない時間」を許容する: 入学したからといって、すぐに社会を変える必要はありません。
- SFCを「ただの箱」と捉える: SFCというブランドに自分を合わせるのではなく、SFCにある設備、教員、ネットワークを「自分のためにどう使うか」という道具箱として捉えましょう。
- 人間交際を大切に: 学生寮(H-Village)などのコミュニティで、研究以外の話をできる仲間を持つことが、精神的なセーフティネットになります。
最後に
慶應SFCを卒業することは、一つの素晴らしいゴールですが、それがすべてではありません。大切なのは、あなたが納得感を持って自分の時間を生きているかです。
「やめたい」と思った経験は、いつかあなたが誰かの痛みを理解し、新しい社会の仕組みを創る際の強力なエネルギーになります。一人で抱え込まず、まずは今の感情を「大切なデータ」として受け入れてみてください。
KOSSUN教育ラボでは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

