こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

慶應義塾大学SFC(総合政策学部・環境情報学部)には、学部の卒業を待たずに大学院「政策・メディア研究科」へと進学できる「飛び入学制度」が存在します 。

この制度は、極めて優秀な学生が学業を加速させ、早期に専門的な研究活動に専念できるよう設計されています 。学部を「卒業」するのではなく、3年次修了をもって大学院に「入学」するという、非常に挑戦的な選択肢です。


1. 「飛び入学制度」とは何か?

通常、大学院へ進むには4年間の学部卒業が必須ですが、SFCでは「3年以上在学」し、かつ一定の条件を満たすことで、大学院の修士課程に入学することが可能です 。

  • 学年をスキップする: 学部4年次を経験せず、そのまま修士課程1年次へと進みます。
  • 学位の扱い: 学部は「中退(飛び入学による)」という形になりますが、修士課程を修了すれば「修士号」を取得できるため、最終学歴に不利益が生じることはありません。
  • 目的: 9月入学者の就職タイミング調整や、海外大学院への早期進学、あるいは研究のスピードアップを支援するために設置されています 。

2. 飛び入学を成功させるための「出願要件」

飛び入学は非常に門戸が狭く、学内でもトップクラスの成績と研究成果が求められます。

  • 在学期間: 慶應義塾大学に3年以上在学していること(休学期間を除く) 。
  • 優秀な成績:
    • 卒業に必要な単位を早期に、かつ極めて優秀な成績(高いGPA)で修得していることが前提となります。
    • 具体的な基準は募集要項ごとに定められますが、指導教員からの強力な推薦が不可欠です。
  • 研究科による認定: 政策・メディア研究科において「大学を卒業した者と同等以上の学力がある」と個別に認められる必要があります 。

3. 関連する「早期卒業・先取り履修」との違い

SFCには他にも学びを加速させる制度があり、自身のキャリアプランに合わせて選択できます。

制度名内容違い
飛び入学制度学部3年修了後、または学部4年1学期目修了後学部は卒業せず、大学院へ「飛び込む」
3.5年早期卒業制度3.5年(7学期)で学部を卒業 学士号を取得した上で卒業・進学できる
学部・大学院修士4年一貫教育プログラム4年で学士と修士の両方を取得 第1学年からの参加が必要なエリートプログラム
大学院設置科目の先取り履修学部生のうちに大学院の単位を取得 進学後、最大8単位まで修士の単位として認定

4. SFCならではの「オフキャンパス・スタディ」の活用

飛び入学を目指すような意欲的な学生には、キャンパス外での実践も推奨されています。

  • インターンシップ・フィールドワーク: 企業や海外での就業経験、調査活動を通じて研究テーマを深め、その成果を大学院での研究計画に反映させることができます 。
  • バイオキャンプ(TTCK): 山形県鶴岡市の先端生命科学研究所に滞在し、最先端の実験機器を使いながら生命科学を学ぶ集中プログラムも用意されています 。

⚠️ 必ず公式情報を確認してください

飛び入学制度の出願資格や審査プロセスは非常に厳格であり、年度によって詳細が変更される場合があります。検討している学生は、必ず大学院政策・メディア研究科の最新の募集要項、およびSFC GUIDE(塾生ガイド)を自ら熟読し、指導教員に早期に相談してください。

飛び入学は、単なる時間短縮ではありません。20代の貴重な時間を、より高度な知的生産に充てるための決断です。自らの「問い」に対する答えを、誰よりも早く世界に提示したい。そんな志を持つあなたにとって、SFCは最高の加速装置となるでしょう。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。