
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)は、一見するとITやバイオ、政策などの「実学」に特化した場所に見えるかもしれません。しかし、その根底を支えているのは、既存の価値観を疑い、物事の本質を問い直す「哲学」の精神です。
「なぜ、哲学が必要なのか?」「SFCで哲学を学ぶとどうなるのか?」――受験生が知っておくべき、SFC流の哲学のあり方を解説します。
1. SFCにおける「哲学」の役割
SFCにおいて、哲学は単なる「古典の読解」ではありません。それは、複雑な社会問題を解決するための「思考のOS(基盤)」です。
- 問題発見の源泉: 「なぜこの問題は解決されないのか?」「そもそもこの技術は人間を幸せにするのか?」といった鋭い問い(問題発見)を立てるためには、哲学的な洞察力が不可欠です。
- 学問の横断を支える: テクノロジー、デザイン、法律、経済。異なる分野を繋ぎ合わせ、一つの「解決策」を導き出す際の接着剤となるのが、論理的かつ倫理的な思考=哲学です。
2. 哲学を深掘りする「研究会(ゼミ)」と授業
SFCには、伝統的な西洋・東洋哲学から、現代の技術社会に即した応用倫理まで、多岐にわたる学びがあります。
- 科学技術社会論(STS)と倫理: AI(人工知能)やゲノム編集、自動運転。最先端技術がもたらす倫理的課題に対し、「人間とは何か」「正義とは何か」という視点から答えを探ります。
- 言語哲学とコミュニケーション: 言葉の意味や伝達の仕組みを問い直し、新しいメディアや対話の形をデザインします。
- 身体知と現象学: スポーツや芸術における「身体の動き」を、哲学的な視点から分析し、スキルの習得や教育に活かします。
- ソーシャル・イノベーションの哲学: 「より良い社会」とは何か。政治哲学や社会思想の知見を、実際の地域課題やビジネスモデルの構築に反映させます。
3. AO入試で「哲学的な視点」をアピールする方法
SFCのAO入試(2026 春 AOなど)において、哲学的な関心を持つ受験生は非常に高く評価される可能性があります。ただし、以下の点に注意が必要です。
- 「概念」で終わらせない(社会実装): 「ニーチェが好きです」だけで終わらず、その思想を借りて「現代のSNS社会の何を批判し、どう変えたいのか」という問題解決に繋げてください。
- 独自の「問い」を立てる: 教科書的な知識ではなく、自分の原体験から生まれた「なぜ?」を大切にしましょう。SFCの教員は、あなたの「独自の視点」を見たいと思っています。
- 実学との掛け合わせを示す: 「哲学×プログラミング」「哲学×地方創生」など、抽象的な思考と具体的なアクションを組み合わせた研究計画は、非常にSFCらしいと受け取られます。
最後に
「当たり前」を疑い、泥臭く社会の課題と向き合い、対話を繰り返しながら解決策を模索する。そのプロセスそのものが、SFCにおける哲学の実践です。あなたの持つ「問い」を、SFCという実験場で形にしてみませんか?
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

