こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「共通テストで高い点数を取れば、慶應SFCに合格しやすくなる?」 「新しく導入された共通テストの『情報Ⅰ』は、SFCの入試に使えるの?」

大学入学共通テストが近づくと、SFCを目指す受験生からこのような質問が殺到します。 国公立大学や多くの私立大学が共通テスト利用方式を導入している中、慶應義塾大学はどうなっているのでしょうか。

今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「慶應SFCと共通テストの真の関係」と、「SFC志望者が取るべき正しい共通テスト戦略」について徹底解説します。

結論から先にお伝えします。 慶應義塾大学は、総合政策学部・環境情報学部(SFC)を含め、全学部において「共通テスト利用入試」を一切実施していません。 また、一般選抜において共通テストの点数を加点・併用することもありません。

つまり、「共通テストの点数だけでSFCに合格することは100%不可能」ということです。 この大前提を理解した上で、SFC志望者が共通テストとどう向き合うべきか、戦略を立てていきましょう。

1. よくある誤解:共通テストの「情報Ⅰ」でSFCは受けられる?

近年、高校で「情報」が必修化され、共通テストでも「情報Ⅰ」が導入されました。 SFCの一般選抜には「情報」という受験科目があるため、「共通テストの『情報Ⅰ』を頑張ればSFCに有利になる!」と勘違いしている受験生が非常に多いです。

これも大きな誤解です。

  • SFCの「情報」は独自試験: SFCの入試で課される「情報」は、慶應義塾大学が独自に作成する試験です。共通テストのスコアを流用することはできません。
  • 難易度と出題範囲の違い: SFCの「情報」科目は、プログラミング的思考やアルゴリズム、さらには数学的な要素(※年度によって出題範囲のアップデートあり)も含まれ、共通テストの「情報Ⅰ」とは求められるレベルや質が全く異なります。

2. では、SFC志望者は共通テストを「受けるべき」か?

SFCの合否に直接関係ないなら、共通テストは受けなくていいのでしょうか? KOSSUN教育ラボでは、「戦略的な理由がある場合のみ、受験を推奨する」というスタンスをとっています。その最大の理由は「併願校戦略」です。

メリット:共通テスト利用で「併願校(滑り止め)」を確保する

SFCの一般選抜は「英語 or 数学 or 情報 + 小論文」という非常に特殊な2教科型です。 他大学の一般入試(3教科型)を併願しようとすると、SFCには不要な「国語(現代文・古文・漢文)」や「社会(日本史・世界史など)」の対策に膨大な時間を奪われてしまいます。

そこで、得意な「英語」や「数学」などを活かして、共通テスト利用入試でMARCHなどの併願校を早々に確保してしまうのが賢い戦略です。 これにより、直前期の貴重な時間を「SFC特化型の小論文対策」に100%全振りすることができます。

3. SFC合格を遠ざける「共通テストの罠」に注意

共通テストを利用する際、絶対に陥ってはいけない「罠」があります。

罠①:SFCに不要な科目に時間を奪われる

共通テスト利用で併願校を取るために、本来SFCの受験には必要のない「理科」や「古文・漢文」の勉強に時間を割きすぎるパターンです。SFC第一志望であるならば、あくまで「SFCの受験科目(英語・数学・情報)」の延長線上で取れる併願校を選ぶべきです。

罠②:「共通テストの現代文」で小論文対策をした気になる

「共通テストの現代文ができるから、SFCの小論文もなんとかなるだろう」という考えは致命傷になります。 共通テストの現代文は「筆者の言いたいことを正しく読み取る(受信力)」テストですが、SFCの小論文は「複数の資料から社会課題を発見し、解決策をデザインする(発信力・構想力)」テストです。求められている脳の使い方が全く異なります。

SFCに合格するためには、日本の一般的な大学受験の常識(=共通テストで高得点を取って、偏差値順に受けていく)を一度捨てなければなりません。 SFCには、SFCのためだけの専用の戦略が必要です。

「共通テスト利用で、どの大学を併願にすればSFC対策に集中できる?」 「SFC独自の『情報』科目と小論文、今からどう対策すればいい?」

SFCに特化した戦略の立て方に迷ったら、ぜひ一度私にご相談ください。あなたの現状の学力と強みを分析し、SFC合格への最短ルートとなる受験戦略を一緒にプランニングしてみませんか?


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。