
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の2次選考は、1人30分程度という、大学入試としては異例の長さで行われる面接試験です 。募集要項には、この場を志願者と大学が互いに望ましい「マッチング」を創り出すための「出会いとコミュニケーションの場」であると記されています 。
しかし、その実態は、あなたが提出した「志」という名の設計図に対し、教授陣が鋭いメスを入れる「知的格闘」の場でもあります。
この30分間を戦い抜き、合格を勝ち取るための想定質問50選を、4つのカテゴリーに分けて整理しました。
1. 志望理由・問題意識に関する質問
SFCが最も重視するのは、あなた自身の来歴や経験に基づいた「独自のテーマ」があるかどうかです 。
- あなたが発見した「問題」を一言で定義すると何ですか?
- なぜその問題は、既存の学問や政策では解決できないのですか?
- その問題に気づいた「原体験」を詳しく教えてください。
- 解決策として提示した案の「最大の弱点」は何だと考えていますか?
- あなたの解決策によって、不利益を被る人はいますか?
- その問題は、5年後、10年後にはどう変化していると予測しますか?
- あなたのテーマにおいて、今最も「懐疑的」に見るべき既成概念は何ですか?
- なぜ「今」、その研究に取り組む必要があるのですか?
- その問題解決のために、過去にどのような先人がどのような失敗をしましたか?
- あなたの提案は、日本だけでなく世界にも通用する汎用性がありますか?
- その問題が解決されたとき、社会は具体的にどう変わっていますか?
- 解決のために「技術」と「政策」どちらがより重要だと考えていますか?
- あなたの「志」を支える、最も強い個人的な動機は何ですか?
- 生成AIを使って自身のテーマを深掘りした際、AIから得られなかった視点は何ですか?
- 他大学の類似学部ではなく、なぜ「SFC」である必要があるのですか?
2. 過去の活動・自己アピールに関する質問
中学校卒業以降の全期間にわたる「試行錯誤の足跡」が問われます 。
- 活動報告に記載したプロジェクトで、最大の「失敗」は何でしたか?
- その失敗から、具体的にどのような「知見」を得ましたか?
- 困難に直面した際、あなたはどのように周囲を巻き込みましたか?
- 任意提出資料の中で、最もあなたの「創造性」を表しているものはどれですか?
- 活動の中で、自分の「限界」を感じた瞬間はありましたか?
- 調査や実践において、どのような「一次情報」を大切にしましたか?
- あなたの長所は、SFCの多様なコミュニティにどう貢献できますか?
- 逆に、あなたの短所が研究の妨げになるとしたら、どう克服しますか?
- 学業面において、自分の研究テーマを支える基礎学力はどう担保していますか?
- これまでの活動を通じて、自分の「価値観」が最も変わった出来事は何ですか?
- チームで動く際、意見が対立したときにどう対処しますか?
- 自己アピール資料に込めた、文字や写真では伝えきれない「情熱」を教えてください。
- あなたの活動は、社会に対してどのようなインパクトを与えましたか?
- 活動を継続する中で、最も大切にしてきた「自分なりのルール」は何ですか?
- これまでの実績を捨てて、全く別のテーマで研究しろと言われたらどうしますか?
3. SFCでの学習計画・未来に関する質問
入学後にSFCのリソースをどう「使い倒すか」の解像度が試されます 。
- 第一志望として希望する「研究会(ゼミ)」はどこですか?
- その研究会の教授の最近の論文や著書を読み、どう感じましたか?
- 1年次から卒業までの4年間、どのような履修計画を立てていますか?
- あなたのテーマを深めるために、SFCの「どの施設・設備」が必要ですか?
- 自分の専門外の授業(例:文系なら理系科目)をどう研究に組み込みますか?
- 学生寮(H-Village)など、キャンパス内の環境をどう活用しますか?
- 卒業後の進路として、どのようなキャリアパスを描いていますか?
- あなたの研究は、100年後の未来にどのような「ログ(記録)」を残しますか?
- SFCで出会う「自分とは全く異なる価値観を持つ学生」と、どう協働しますか?
- 大学4年間で、自分の「問い」はどう進化していくと考えていますか?
4. 思考の柔軟性・メタ認知に関する質問
予期せぬ問いに対し、自らの責任のもとで「十分に考えて」答えられるかが見られます 。
- 今日、湘南台駅(または辻堂駅)からここに来るまでに発見した「問題」は何ですか?
- あなたの研究テーマを、専門知識のない中学生に1分で説明してください。
- もし予算が1億円あったら、あなたのプロジェクトにどう投資しますか?
- 最近読んだ本やニュースで、自分のテーマを揺るがすようなものはありましたか?
- あなたのテーマが、もしSFCで研究を拒絶されたらどうしますか?
- あなたを「漢字一文字」で表すと何ですか?その理由は?
- 面接官である私たちに対し、何か一つ「逆質問」をしてください。
- 今この瞬間、あなたが最も緊張している理由を客観的に分析してください。
- 1次選考免除の成績を収めた際、どのような「壁」を乗り越えましたか?(該当者のみ)
- 最後に、言い残したことや、どうしても伝えておきたいことはありますか?
最後に
SFCの面接は、知識の量を問う場ではなく、あなたが「未来を拓く勇気」を持っているかを確かめる場です 。想定質問への「正解」を用意するのではなく、自身の来歴や経験と向き合い、どんな角度からの問いにも自分自身の言葉で応えられる「思考の深さ」を準備してください。
KOSSUN教育ラボは、塾生の「全員合格」を目指し、こうした30分間の知的格闘に耐えうる「志」の構築を全力でサポートします。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

