
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應SFC(総合政策学部・環境情報学部)のAO入試を目指す際、最も頭を悩ませるのが「社会問題」の設定です。「何か大きな問題を解決しなければ」と焦り、背伸びをしたテーマを選んで自滅してしまう受験生は少なくありません。
しかし、SFCが求めているのは、ニュースの受け売りではなく、あなた自身の「生活」から地続きにある問いです 。今回は、生活の中で何に注目し、どうアプローチすべきかを解説します。
1. 注目すべきは「大きな正解」より「小さな違和感」
SFCの教育の核は「問題発見・解決型」です 。ここで重要なのは、「解決」の前に「発見」があるという点です。
- 「当たり前」を疑う: 満員電車、学校の校則、レジの行列。日々の生活で「なぜこうなっているんだろう?」「もっとこうなればいいのに」と感じる瞬間はありませんか?
- 「痛み」に敏感になる: 自分の周囲や自分自身が抱える不便、不条理、孤独。その「痛み」こそが、リアルな社会問題の種です 。
- 「未来」の視点で見る: SFCは「未来からの留学生」が集う場所です 。10年後の未来から今の生活を見たとき、何が「古臭い」「非効率だ」と感じるかに注目してください。
2. アプローチを具体化する「3つのレンズ」
注目した違和感を、SFCでの学びに繋げるためには以下の「レンズ」を通してみることが有効です。
① 「政策・ガバナンス」のレンズ(総合政策学部寄り)
その問題は、ルールの作り方や仕組みで解決できるでしょうか?
- 例:地域の高齢者の移動が不便なのは、法律の制限のせいか? それとも自治体の予算配分の問題か?
② 「テクノロジー・デザイン」のレンズ(環境情報学部寄り)
その問題は、新しい技術やデザイン、感性の力で解決できるでしょうか?
- 例:スマートフォンのUIを変えることで、高齢者のデジタルデバイドを解消できないか? あるいは、新しいモビリティ技術を実装できないか?
③ 「学際的」なレンズ(SFC全体)
文系・理系の枠に縛られず、複数の手法を掛け合わせることができないでしょうか?
- 例:心理学(文系)の知見を、ウェアラブルデバイス(理系)の設計に活かし、ストレス社会を改善する 。
3. 「当事者意識」こそが説得力を生む
SFCのAO入試では、中学校卒業後から現在に至るまでの「活動」が評価されます 。
- 現場へ行く: 違和感を感じたら、まずは現場へ足を運び、当事者の話を聞いてください 。
- プロトタイプを作る: 完璧でなくても構いません。自分なりの解決案(アプリのモックアップ、新しいルールの提案書など)を形にしてみましょう 。
- 失敗から学ぶ: 「やってみてダメだった」というデータは、SFCでは立派な「実践知」として評価されます 。
最後に
「SFCであなたは何を学びたいのか」が出発点です 。 社会問題とは、決して遠い世界の出来事ではありません。あなたの目の前にある、名前のついていない不便や、誰にも気づかれていない小さな不条理。それこそが、SFCがあなたに解決してほしいと願う「本物の課題」なのです。
「既存の教育システム上の区別を超えて、新たな発想を追究する」 。 その旅は、今日、あなたの家を一歩出た瞬間の「気づき」から始まります。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


