こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

皆さんはSFCのパンフレットや在学生のSNSで「残留(ざんりゅう)」という言葉を目にしたことはありませんか?

「居残り」でも「夜更かし」でもない、SFC独自のこの文化は、実はキャンパスの教育理念を最も色濃く反映している現象の一つです。

今日は、この「残留」という不思議な文化の正体を解剖し、AO入試の対策にどう活かすべきかを徹底解説します。

1. 「残留」とは何か?——24時間キャンパスの真実

SFCを象徴する言葉に「24時間キャンパス」があります。 もちろん、単に校舎が開いているだけではありません。学生が昼夜を問わずキャンパス内に留まり、課題や研究、制作に没頭すること。それをSFC生は敬意を込めて「残留」と呼びます。

この文化を支えているのが、学内各所に設置された特別教室です。 これらの教室には、最新のコンピュータが1,000台以上接続された「キャンパスネットワークシステム(CNS)」が完備されています。 1年生が履修する「情報基礎」の課題から、高度なプログラミング、映像編集まで、深夜まで明かりが消えることのないこの場所は、SFC生の「第二の家」とも言える場所なのです。

2. なぜ「残留」するのか?——知的没入への招待

SFC生が家に帰らずキャンパスに残るのには、単なる「宿題が終わらない」以上の理由があります。 それは、SFCが掲げる「知的没入」という価値観です。

  • 圧倒的なインフラ: 自分のノートPCを無線LANに接続し、CNS上の膨大なデータベースやアプリケーションを駆使できる環境。
  • 「研究パートナー」との共創: 深夜の教室には、同じように研究に打ち込む仲間がいます。 煮詰まった時にふと交わす議論が、新しいアイデアの突破口になることは珍しくありません。
  • 滞在型教育の実践: 2023年に誕生した国際学生寮「H(イータ)ヴィレッジ」や、滞在型教育研究施設「β(ベータ)ヴィレッジ」の存在により、「暮らしながら学ぶ、学びながら暮らす」というスタイルが加速しています。

「残留」は、単なる勉強時間ではありません。教員も学生も「半学半教」の精神で刺激し合う、SFC独自の学びのプロセスそのものなのです。

3. 残留から生まれる「社会を変えるプロジェクト」

「残留」の成果は、翌朝の提出物だけではありません。SFCの歴史を彩る多くのプロジェクトや起業のアイデアが、この深夜のキャンパスで産声を上げてきました。

例えば、学生が主体的に取り組む「山岸学生プロジェクト支援制度」に採択されるような独創的な研究——高齢者の「痛み」を検出するロボットの開発や、ドローンの社会実装に向けた実証実験などは、まさにこの「残留」を通じた試行錯誤の賜物です。

「何が問題なのかを自ら考え、解決する方法を創造し、実践する」。 この問題発見・解決型の教育を極限まで突き詰めると、24時間という時間さえも足りなくなる。それがSFCのリアルです。

4. AO入試対策アドバイス:「残留」を志望理由にどう組み込むか?

さて、受験生の皆さんに問いかけます。あなたはSFCで「何のために」残留しますか?

AO入試の面接や志望理由書において、単に「残留文化に憧れています」と伝えるだけでは不十分です。合格を掴み取るのは、その環境を「手段」として語れる受験生です。

  • 具体例1: 「〇〇研究会で取り組む『教育×IT』のプラットフォーム構築のため、メディアセンターのスタジオやCNSのリソースを駆使し、納得いくまでプロトタイプ制作に残留して取り組みたい」。
  • 具体例2: 「βヴィレッジでの滞在型教育を通じ、異なる専門分野を持つ仲間と夜通し議論を戦わせることで、自分の研究テーマである〇〇の多角的な解決策を見出したい」。

募集要項にある「SFCの学習・研究環境を積極的に活用し...」という言葉は、まさにあなたが「どれほど本気で、この24時間稼働する実験場を使い倒そうとしているか」を問うているのです。

⚠️ 【重要】受験生の皆さんへ

注意事項:
本記事は「2026年度パンフレット」および「2026春AO」「2025夏秋AO」の募集要項に基づき作成しています 。必ず慶應義塾大学公式サイトにて最新情報を隅々まで熟読した上で、自身の責任で最終確認を行ってください。

最後に


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。