
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應SFC(総合政策学部・環境情報学部)のAO入試に挑む日本国内の高校生の皆さん、書類準備は順調でしょうか。「志望理由書さえ完璧なら大丈夫」という油断は禁物です。実は、出願書類の中で最も事務的なミスが起きやすく、かつ受験生本人が直接中身を確認できない「最大の難所」が調査書です。
2026年度実施の「2026春AO」募集要項に基づき、国内高校出身者が絶対に守るべき調査書の重要項目を解説します。
1. そもそも「調査書」が必須!成績証明書では代用不可
高等学校卒業見込み、中等教育学校卒業見込み、高等専門学校第3学年修了見込み、在外教育施設の当該課程修了見込みの者は、出願にあたって「調査書」の提出が必須です 。
- 成績証明書はNG: 調査書が提出できないからといって、成績証明書を代わりに送っても出願は受理されません 。
- 卒業見込み者の必須条件: 高等学校等の卒業見込み者は、必ず調査書を提出する必要があります 。
- 既卒生(浪人生)の特例: 卒業から長期間経過し、学校側で調査書が発行できない場合に限り、「調査書発行不可の理由書」「成績証明書」「卒業証明書」の3点をセットで提出することで認められます 。
2. 先生に必ず提示!「調査書作成上の注意」
SFCの調査書には、大学側が指定する特定の記載ルールがあります。学校の先生に作成を依頼する際は、必ず「調査書作成上の注意」を印刷して提示してください。
記載内容のチェックポイント
- 全期間を網羅: 高校1年生から出願直近までのすべての成績と活動記録が記載されている必要があります 。
- 最新の成績: 卒業見込み者の場合、出願時点で発行可能な最新の成績が反映されているか確認してください 。
- 留学・転校がある場合: 海外留学で単位認定を受けた場合や、他校から編入した場合は、前籍校や留学先が発行する「成績証明書」の原本を調査書に添付してもらう必要があります 。
3. 「厳封」されていなければ即座に無効
調査書において、内容の次に重要なのが「厳封」の状態です 。
- 厳封の定義: 封筒の糊付け部分に、学校印(封緘印)や封緘用シール、または先生のサインがある状態を指します 。
- 開封厳禁: 万が一、中身を確認しようとして自分で開封してしまったら、その調査書は無効となります 。
- 発行日付の確認: 2026春AOの場合、2026年3月1日以降に発行されたものが有効です 。期限を過ぎた古い証明書は受理されません 。
4. 特殊なケース:高認合格者や専修学校生の場合
- 高認・大検合格者: 「合格成績証明書」が必要です 。免除科目がある場合は、高校発行の「単位・成績修得証明書」も併せて提出してください 。
- 専修学校高等課程: 「成績証明書」と「修了(見込み)証明書」の両方を提出してください 。
【重要】受験生の皆さんへ
最後に
「出願内容に不備があるものは一切受理できません」 募集要項に繰り返し記されたこの言葉は、事務的なルールを正確に守ることもまた、SFCが求める「自ら責任を持って行動する能力」の一部であることを示唆しています 。
志望理由書を書き上げる熱量と同じくらいの丁寧さで、調査書の発行依頼と確認を行ってください。先生との連携を密にし、余裕を持って準備を進めることが、合格への確実な一歩となります。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

