
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
皆さんは「SFC」と聞いて、まず何を思い浮かべますか?
最先端のテクノロジー、複雑な社会問題へのアプローチ、それともAO入試の生みの親としての顔でしょうか。
もちろんそれらも正解ですが、在学生や卒業生にとって、SFCを象徴する風景として真っ先に挙がるのは、キャンパス中央に鎮座する「ガリバー池」、通称「鴨池(かもいけ)」です。
今日はこの「鴨池」をテーマに、単なる憩いの場ではない、SFCの知のダイナミズムを象徴するこの場所のリアルを徹底解剖します。
1. 鴨池は「動詞」である:SFC用語「カモる」の真実
SFCのパンフレットやWebサイトを見ると、緑豊かな芝生に囲まれた美しい池のほとりで、学生たちが思い思いに過ごしている写真が必ずと言っていいほど掲載されています。
正式名称は「ガリバー池」ですが、学生たちは親しみを持って「鴨池」と呼びます。そして、この池のほとりでくつろいだり、議論したり、時には一人で思索にふけったりすることを、学生たちは「カモる」という動詞で表現します。
しかし、カモることは単なる「休憩」ではありません。
- 芝生の上にノートPCを広げ、キャンパスネットワークシステム(CNS)のWiFiを駆使してリサーチを行う。
- 研究会の仲間と集まり、次のプロジェクトに向けたブレインストーミングを青空の下で繰り広げる。
- 留学生とランチを共にしながら、多文化共生のリアルな課題について語り合う。
このように、鴨池は「教室の外にある教室」であり、SFCの掲げる「問題発見・解決」のプロセスが日常的に、かつインフォーマルに進行している場所なのです。
2. 鴨池を囲む「知のインフラ」
鴨池が単なる風景に留まらず、学生たちの活動の拠点となり得るのは、その周囲を固める施設との絶妙な配置に秘密があります。
池に隣接する「学生ラウンジ」には、多くの学生が集まる「サブウェイ」が入店しており、食事をしながらの議論が可能です。
さらに、ラウンジの屋上は「鴨池テラス」となっており、池の全景を眺めながらリラックスしたり、インスピレーションを形にしたりするのに最適な空間が広がっています。
また、池からほど近い「∑館(厚生棟)」の地下1階には「鴨池ラウンジ」が設置されています。
- 39席の個人席エリア:集中して資料を読み込む。
- 55席のグループ席:少人数での密度の高い議論を行う。
- ひな壇ソファ:自由なスタイルで対話を楽しむ。
最大100人程度が利用できるこのスペースは、鴨池の開放感を引き継ぎつつ、より機能的に「知」を深化させるための装置として機能しています。
3. 「カモる」先輩たちが生み出したイノベーション
鴨池のほとりで語られた何気ないアイデアが、世界を動かすプロジェクトへと成長した事例は枚挙にいとまがありません。
SFCには、学生の主体的な研究活動を支援する「山岸学生プロジェクト支援制度」などの充実した助成制度があります。鴨池で仲間と議論し、練り上げた構想がこれらの制度を通じて形になり、社会実装されていく。
例えば、
- 高齢者の自己開示を促す対話ロボットの研究
- アフリカにおける代替肉の普及プロジェクト
- ドローンの社会インフラ化に向けた研究
これらはすべて、現役の学生たちが教員と「研究パートナー」として切磋琢磨する中で生まれたものです。鴨池のほとりで過ごす時間は、彼らにとって異なる分野の知識が衝突し、融合する「化学反応の場」となっているのです。
4. AO入試対策:あなたの「カモる姿」を言語化できるか
さて、受験生の皆さん。皆さんがAO入試の「志望理由書」や「学習計画」を書く際、鴨池という存在をどう捉えればよいでしょうか。
面接官が見ているのは、皆さんがSFCの環境を「どう使い倒すか」です。
単に「鴨池のほとりでカモりたいです」と書くのではなく、
- 「〇〇研究会での緻密なデータ分析に疲れた時、鴨池テラスで異なる専門を持つ仲間と対話し、自身の研究を客観視する視点を得たい」
- 「フィールドワークから持ち帰った生々しい課題を、鴨池ラウンジでの議論を通じて、解決可能な政策提言へと昇華させたい」
- 「Hヴィレッジ(国際学生寮)の仲間と鴨池を眺めながら、国境を越えたガバナンスのあり方について夜通し語り合いたい」
このように、「具体的な施設の利用」+「そこでの行動」+「得られる研究成果」を繋げて語ることで、あなたの志望理由は圧倒的なリアリティを持ち始めます。
鴨池は、SFCが定義する「未来からの留学生」たちが、自らの「問題意識」を武器に世界を変えるための力を蓄える、いわばエネルギー充填所なのです。
最後に
鴨池のほとりには、夜遅くまで研究に没頭する「残留」組の学生たちが、ラストスパートをかける姿が見られます。
来年の今頃、皆さんが鴨池のほとりでノートPCを広げ、仲間と熱く語り合っている。そんな「未来のリアル」を信じて、今は筆を止めずに進んでください。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。
参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。
- 2025 夏秋AO 募集要項(慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部)
- 2026 春AO 募集要項(慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部)
- 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)公式ウェブサイト


