こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

慶應SFCのAO入試準備において、最大の敵は「迷走」です。 「とりあえずボランティアに行ってみる」「なんとなく資格の勉強をする」……。目的のない活動は、貴重な高校生活の時間を浪費するだけでなく、志望理由書の論理性を弱めてしまう原因にもなります。

SFCが求めるのは、既存の枠組みにとらわれず、自ら問題を発見し、解決に導く能力です。この「問題発見・解決」の骨格を、各学年でどう作り上げるべきか。時間ロスを最小限に抑えるための学年別AO準備ロードマップを公開します。

※本記事は「2025年度 夏秋AO募集要項」を参考に作成しています。出願にあたっては、必ず慶應義塾大学公式サイトにて最新の募集要項(2025年5月中旬以降公開予定)を確認してください。

1. 高校1・2年生:幅広く「問い」の種を蒔く時期

この時期に「研究テーマ」を1つに絞り込む必要はありません。むしろ、豊かな発想と広い視野から問題を捉えるための土台作りが重要です。

  • 「違和感」の収集(日常の深掘り): 日常生活で「なぜ?」と感じたことをメモする習慣をつけましょう。ニュースの知識ではなく、あなた自身の経験から生まれた問いが、後の「独自性」を生みます。
  • 「越境」する活動: 興味のある分野だけでなく、あえて異なるジャンルのイベントや読書に挑戦してください。SFCは「学際的アプローチ」を重視します。異なる分野を掛け合わせることで、あなただけのユニークなテーマが芽生えます。
  • 基礎学力と「評価」の蓄積: AO入試は中学校卒業後からの全期間が評価対象です。評定平均を維持すること、そして自分の活動を客観的に証明できる実績(コンテスト、資格、作品など)をコツコツ積み上げておきましょう。

2. 高校3年生・4月〜6月:骨格(ストーリー)の確定時期

夏秋AOを目指す場合、1学期の過ごし方が合否を分けます。

  • 「来歴」と「未来」の接続: 自身の来歴や経験と、SFCで解決したい課題(テーマ)を掛け合わせます。なぜ「私」が、なぜ「今」、なぜ「SFC」なのか。この3つの問いに対する答えを、論理的な骨格として固めます。
  • リサーチの徹底: 志望する学部の教授、研究会(ラボ)、カリキュラムを徹底的に調べます。総合政策学部の「社会実装」か、環境情報学部の「先端技術」か。自分のテーマがSFCのリソースとどう化学反応を起こすかを具体化します。
  • 「自由記述」の構成案作成: 文章を書き始める前に、A4・2枚の「自由記述」に何を配置するか、ラフ案を作成しましょう。視覚的な骨格ができると、2000字の志望理由書もスムーズに書けるようになります。

3. 高校3年生・7月〜出願:実装とブラッシュアップ

夏休みは出願直前の「総仕上げ」の時期です。事務的なミスによる時間ロスを徹底的に排除しましょう。

  • 評価者の確保と依頼: 志願者評価を依頼する2名には、早めに連絡を取りましょう。あなたの骨格(志望理由)を共有しておくことで、より一貫性のある評価書を書いてもらえます。オンライン申請の締切直前は評価者も多忙になるため、余裕を持った依頼が「段取り」の極意です。
  • 推敲のループ: 一度書き上げた書類を、自らの責任のもとで何度も読み返します。主張の矛盾点がないか、SFCの理念に合致しているか、徹底的にブラッシュアップします。
  • 「自筆」と「郵送」の準備: 入学志願票の自筆記入や、調査書の発行依頼など、アナログな作業を後回しにしないこと。例年、夏秋AOの郵送締切は8月上旬〜中旬頃となります。お盆休みなどで学校の事務窓口が閉まる前に、調査書を手配しておくことが重要です。

AO準備において、最も時間をかけるべきは「書類の清書」ではなく、「自分は何者で、何を成し遂げたいのか」という思考のプロセスです。

募集要項には「SFCであなたは何を学びたいのかが出発点です」と明記されています。 学年ごとのステップを確実に踏むことで、迷走する時間を減らし、その分、あなたの情熱を言葉に宿すための時間を確保してください。

夏秋AOは、じっくりと準備を積み重ねてきた受験生が集うハイレベルな戦いです。 今日から、あなただけの「未来の設計図」を描き始めましょう!応援しています!


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。