こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のAO入試(総合型選抜)に向けて、志望理由書や自由記述といったオンライン申請書類の作成に日々全力で取り組んでいる受験生のみなさん。

最新の募集要項を読み進めていくなかで、多くの受験生が「どうやって手配したらいいんだろう…」と頭を悩ませる超重要項目があります。それが、オンライン申請の必須項目である「志願者評価」です。

学校の先生や身近な大人に作成を依頼する際、多くの受験生がこれを一般的な「推薦書」と同じものだと勘違いしています。

しかし、募集要項を深く読み解くと、そこには「推薦書ではなく評価書として作成を依頼してください」という非常に明確なリアルルールが記されています。

今回は、募集要項の記載内容をベースに、「志願者評価書が推薦書ではない決定的な違い」、そして「2名の入力をスムーズに完了させ、合格に直結させるためのリアルな人選と手順」について徹底解説します!

書類提出の致命的な罠を回避し、完璧な出願体制を整えるために、今すぐチェックしていきましょう!

第1部:【要項解剖】志願者評価書は「推薦書」ではない。決定的な違いとは?

まず、なぜSFCがわざわざ「推薦書ではない」と言い切っているのか、そのリアルな理由と仕組みの違いをスッキリ整理しましょう。

1. 決定的な違いは「客観的な評価」であること

一般的な大学入試の「推薦書」は、その名の通り「この受験生は優秀なので合格を推薦します」という、受験生をポジティブにアピールするための一方的な書類です。

しかし、SFCの「志願者評価書」は、「志願者を客観的に知る立場にある人物から、多角的かつ客観的にあなたを評価してもらうための書類」です。

募集要項にも「志願者を客観的に知る立場にある2名の方に、推薦書ではなく評価書として作成を依頼してください」と明記されています。

単なるお褒めの言葉ではなく、あなたの長所も短所も、そして取り組んできたプロセスのリアルな事実も、客観的なデータとして評価される点が決定的に違います。

2. 親族はNG!「2親等内の親族は除く」というリアルルール

客観的な評価を重視するからこそ、評価者の選定には厳格な条件がついています。 募集要項には「評価者は、志願者を客観的に評価できる方であれば志願者との関係は問いませんが、2親等内の親族は除きます」と定められています。どれだけあなたの活動を一番近くで支えてくれていたとしても、両親や兄弟、祖父母などに依頼することは書類不備(=出願不可)となるため絶対にできません。

第2部:誰に頼むのが正解?合格を引き寄せる「リアルな人選」

「親族がダメなら、一体誰に2名をお願いすればいいの?」という受験生に向けて、おすすめの人選の組み合わせを伝授します。

パターンA:学校の先生 + 課外活動の指導者(王道パターン)

  • 1人目: 高校の担任の先生、または部活動の顧問の先生(あなたの学業や日常生活のリアルな人間性を客観的に評価してくれる人物)。
  • 2人目: 校外のマイプロジェクト、ボランティア活動、所属しているクラブチームの監督、インターン先の経営者など(あなたの「熱き志」や「問題解決への実践力」を最前線で見てきた人物)。

学内でのあなたと、学外(実践の場)でのあなたの両面を2名の評価者から多角的に伝えてもらうことで、あなたの立体的な人物像を証明することができます。

パターンB:2名とも学校の先生(学業・探究重視パターン)

身の回りに特別な学外の活動実績がない場合でも、学校の先生2名に依頼してまったく問題ありません

  • 1人目: 担任の先生(全体の人物評価)。
  • 2人目: あなたの研究テーマに関連する教科の先生(例:ITやAIの研究なら情報の先生、国際問題なら英語や地歴公民の先生。あなたの学術的な意欲を深く知る人物)。

第3部:警告!システム上の致命的な罠と正しい実践手順

志願者評価書の手続きは、すべてオンライン上で完結しますが、ここには受験生自身の責任となる非常に恐ろしい罠が潜んでいます。ステップごとにリアルな注意点を確認しましょう。

1. 【最重要】2名の入力が完了しないと「入学志願票」が印刷できない!

募集要項には、血の気が引くような注意事項がリアルに記載されています

【募集要項の警告】 「その他のオンライン申請を完了しても、評価者2名による評価が完了するまで、入学志願票は印刷できません。 2名の志願者評価が出願締切までに完了せず、提出処理ができなかった場合も志願者本人の責任となり、出願は一切受け付けることができません。」(出典:2026年度 夏秋AO 募集要項 P.13、38)

あなたがどれだけ完璧に志望理由書を書き終えても、評価者の方の入力が締切までに1秒でも遅れたら、その時点で出願資格を失います。必ず事前に承諾を得たうえで、余裕を持って依頼することが必須です。

2. システム連携のリアルな手順(簡単解説)

  1. オンライン出願システムにログインし、「志願者評価」の所定欄に評価者のメールアドレスを登録します。
  2. 登録した瞬間に、システムから評価者へ直接、評価依頼の専用URLとログインIDが届きます。
  3. 評価者の方へ「メールが届いているか」を必ず確認してください。迷惑メールフォルダに入ってしまっているケースが多発しています。
  4. 評価者の方が専用URLからアクセスし、評価を入力して「確定して閉じる」ボタンをクリックすれば完了です。

出願マイページから、評価者のステータスが「未記入」なのか「記入中」なのか、あるいは提出が完了した「記入済」なのかをリアルタイムで確認できます。

締切直前に焦らないよう、進捗をあなた自身でしっかりとコントロールしましょう。

⚠️ 受験生への重要なお願い(最新情報は必ずご自身で!)

本記事で解説した入試日程、オンライン申請の手順、出願書類の要件、および各種システム上のルールやURLは、慶應義塾大学SFCが発行している「2026夏秋AO募集要項」に基づき作成しております。

しかし、不測の事態や大学側の都合により、システムメンテナンスの日程、出願受理状況の確認期間、あるいは2次面接の実施詳細などが随時、変更・追加アナウンスされる可能性が十分にあります。

「記事に書いてあった日程と実際の締切が違っていた」「知らぬ間に提出ルールの追加発表があった」といった致命的なミスを防ぐため、受験生のみなさんは必ず、慶應義塾大学SFCの公式ウェブサイト、および最新のオンライン出願システムにログインし、正規の募集要項・最新のニュースをあなた自身の目で直接熟読・確認してください。

常に自分自身で一次情報を検証する姿勢を大切に、万全の体制で出願に挑みましょう!

最後に

評価者2名にお願いをし、自分の想いやマイプロジェクトの熱量を伝え、締切までに確実に入力を完了してもらうよう丁寧にお願いする

このプロセスは、単なる事務手続きではありません。

SFCの総合政策学部長や環境情報学部長が求める「未来を切り拓くために周囲の人間を動かすリーダーシップ」「研究パートナーと協調関係を育む力」のリアルな実践そのものなのです。

「推薦書」のように誰かに丸投げして書いてもらうのではなく、あなた自身の挑戦を応援してくれる「最強の応援団」を自分の手で2名切り拓くのだ、という主体的なマインドセットで動き出しましょう。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。


■参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。

「2026 夏秋AO 募集要項(慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部)」