
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應SFCのAO入試準備を進める中で、多くの受験生が混同しやすいのが「志願者評価(評価書)」です 。一般的な指定校推薦や他大学のAO入試で求められる「推薦書」と同じものだと思っていませんか?
実は、SFCが求めているのは「この生徒は優秀です」という太鼓判(推薦書)ではありません 。大学側が求めているのは、志願者を多面的・客観的に分析するための「評価」です 。
この違いを理解していないと、的外れな内容になり、あなたの魅力が正しく伝わりません。今回は、その決定的な違いと対策を解説します。
1. 「推薦」ではなく「客観的な評価」である
募集要項には、はっきりと「推薦書ではなく評価書として作成を依頼してください」と記載されています 。
- 推薦書: 志願者の長所を強調し、合格を後押しするための「応援歌」のような書類。
- 志願者評価: 志願者の資質、能力、将来性などを客観的に知る立場から分析する「診断書」のような書類 。
SFCのAO入試は、志望者と大学の「マッチング」を創り出す場です 。そのため、アドミッションズ・オフィスは、志願者の「良い面」だけでなく、「客観的な多面的評価」を必要としています 。
2. システムと運用における「3つの違い」
実務面でも、一般的な推薦書とは大きく異なります。
- オンライン直接入力: 志願者がシステムにメールアドレスを登録し、評価者が専用URLから直接入力します 。志願者が内容を代筆したり、事前に確認したりすることは原則として想定されていません 。
- 評価者の資格: 志願者を客観的に評価できる人であれば、関係性は問われません(ただし2親等内の親族は不可) 。学校の先生に限らず、課外活動の指導者やインターン先の責任者など、あなたの活動を最も深く知る人を選べます 。
- 出願完了の条件: 評価者2名の入力が完了(確定)しない限り、志願者は「入学志願票」を印刷できず、出願を完了させることができません 。
3. 評価者に何を伝えておくべきか
評価者の方には、あなたがSFCで掲げる「研究テーマ」や「問題意識」を事前に共有しておきましょう 。
- 「問題発見解決型」の素養: SFCが重視する「自ら問題を捉えて解決に導く能力」について、具体的なエピソードを交えて書いてもらえるよう、あなたの活動実績(活動報告)を整理して渡しておくと親切です 。
- 生成AIに対するスタンス: 出願書類と同様、志願者評価においても評価者自身の知見に基づいた「客観的な評価」が求められます 。
- 締切のデッドライン: 評価が完了しないと出願できないため、余裕を持ったスケジュールを共有することが「段取り」の極意です。
⚠️ 【重要】受験生の皆さんへ
注意事項: 入試日程や提出書類の規定は年度ごとに厳格に定められています。必ず慶應義塾大学公式サイトから「最新の募集要項」をご自身でダウンロードし、全ページを熟読してください 。
最後に
「志願者評価」は、あなたの志望理由書に記された「情熱」が、第三者の目から見ても「本物」であることを証明する鏡のような存在です 。
出願に向けて、あなたの「多面的な能力」を最も深く、かつ客観的に語ってくれるのは誰か 。まずは評価者候補の方とのコミュニケーションから始めてみてください。
あなたの挑戦が、周囲のサポートを得てより強固なものになることを願っています。応援しています!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


