こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

志望理由書を書き進める中で、「SFCで本当にやりたいこと」が見え隠れし、期待と不安が入り混じる時間帯かもしれませんね。

今日は、SFCの学びの核であり、AO入試の対策を立てる上でも絶対に避けては通れない「研究会」について、そのリアルを徹底解剖します。パンフレットの字面だけでは見えてこない、SFCの真の姿を感じ取ってください。


1. SFCの「研究会」は、単なるゼミではない

一般的な大学における「ゼミ」は、3年生や4年生から始まり、教科書を読み解く「積み上げ型」の学びが主流です。しかし、SFCの「研究会」は全く異なります。

SFCでは、教員と学生が「研究パートナー」として対等に机を並べます。福澤諭吉が掲げた「半学半教(教える者と学ぶ者が互いに刺激し合う)」の精神が、21世紀の今、最も色濃く体現されている場所。それが研究会です。

最大の特徴は、「1年生から所属できる」こと、そして「複数の研究会を掛け持ち(兼選)できる」ことです。 例えば、午前中は「先端生命科学」の研究会で遺伝子の解析に没頭し、午後は「公共政策」の研究会で地方創生のフィールドワークに出かける。そんな学際的な学びが、当たり前の日常として存在しています。

2. 「問題発見・解決型」のリアル:学生が自ら社会を動かす

SFCが掲げる「問題発見・解決型」という言葉。AO入試の書類でも頻繁に使うキーワードですが、研究会ではこれが「単なるスローガン」ではないことを思い知らされます。

研究会の中には、企業との共同研究や官公庁からの委託プロジェクトが数多く存在します。

  • 高齢者の「痛み」に気づく対話ロボットの開発単なるプログラミングに留まらず、実際の介護現場でのフィールドワークを重ね、社会実装を目指します。
  • アフリカでの大豆ミート普及プロジェクト現地の食文化を調査し、持続可能なビジネスモデルを構築。学生が実際に現地へ飛ぶことも珍しくありません。
  • ドローンの社会実装に向けた実践的研究法規制から技術開発まで、多角的な視点で空のインフラを構想します。

これらはすべて、現役の学部生が研究会を通じて取り組んでいる実例です。「学生だから」という甘えは許されません。自ら問いを立て、データを集め、現場に足を運び、社会に対して自分なりの「プロポーザル(提案)」を提示する。そのプロセスこそがSFCの学びの真髄です。

3. 「研究会」を軸にデザインする、あなただけの4年間

SFCには、150を超えるバリエーション豊かな研究会が存在します。入学後、学生たちは自分のテーマに合わせて、履修する科目を自由にカスタムしていきます。

例えば、ある先輩(総合政策学部)は、「メディア分析」×「自然言語処理」という組み合わせで自分だけの研究を確立しました。 1年生の秋から研究会に入り、リサーチ手法を学びながら、不足している知識を「基盤科目」で補っていく。3年生で学会発表を行い、4年生で「卒業プロジェクト」として1年間かけて論文や作品を仕上げる。

学年に縛られず、必要な時に必要な学びを取りに行く。この「フレキシブルな履修システム」を支えているのが、多種多様な研究会の存在なのです。

4. OB・OGの活躍:SFCスピリッツは卒業後も続く

研究会で培われた「未解決の問題に挑み、解決策を創造する力」は、卒業後の進路にも強く反映されています。

卒業生の多くは企業へ就職しますが、その顔ぶれは外資系コンサル、IT大手、メーカー、メディアなど多岐にわたります。また、在学中や卒業後に自ら起業する道を選ぶ「進取の気性」に富んだ先輩も数多くいます。

例えば、環境情報学部を卒業後、大手企業でUXデザインの企画を担当しながら、いけばなの師範としても活動し、電子機器と植物を融合させたアート作品を発表しているOGがいます。 「既存の枠組みにとらわれず、異なる分野を掛け合わせて新しい価値を生む」姿勢。これこそが、研究会という荒波で揉まれて培われた「SFCスピリッツ」そのものです。

5. AO入試対策としての「研究会」理解

さて、ここからが受験生の皆さんに最も伝えたいポイントです。AO入試の「志望理由書」や「入学後の学習計画」を書く際、あなたは「どの研究会で、誰と、何を研究したいか」を明確に語れますか?

「SFCに入ったら面白そうなことができそう」という漠然とした憧れだけでは、合格は掴めません。

  • 自分の問題意識(テーマ)は、どの研究会の領域に重なるのか?
  • その研究会が持つリソース(教員、設備、プロジェクト)は、自分の構想を実現するためにどう必要なのか?
  • 異なる2つの研究会を掛け合わせることで、どんな新しい「知」を生み出せるのか?

募集要項にも「SFCの学習・研究環境を積極的に活用し、入学後の目標や構想をより高いレベルで実現するに十分な意欲と能力を有する者」を求めると明記されています。 研究会のリストを眺め、シラバスを読み込み、ORF(SFC万学博覧会)などのイベントを通じて現役生の熱量に触れてみてください。

研究会は、あなたが「未来からの留学生」として、社会を変えるための武器を手に入れる場所です。

最後に

この記事を読み終えた皆さんの心に、少しでも「SFCで研究に没頭する自分の姿」が浮かんだなら幸いです。

SFCのAO入試は、大学とあなたの「マッチング」の場です。あなたが持っている独自のストーリーと、SFCが提供する圧倒的な研究環境。その2つがガッチリと噛み合う瞬間を、私たちは全力でサポートします。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。