こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の2026夏秋AO入試。

志望理由書や自由記述を完璧に仕上げ、オンライン申請を完了させても、最後に郵送する「紙の書類」に1つでも不備があれば、選考を受けることすらできず出願は不受理となります。

特に不備が発生しやすいのが、出身高校から発行される「調査書」や「成績証明書・卒業証明書」などの厳封書類です

今回は、募集要項に明記されている「厳封・封緘印(ふかんいん)」の厳格なルールと、郵送前に必ず確認すべき点について詳しく解説します。

1. そもそも「厳封(げんぷう)」とはどんな状態か?

慶應SFCのAO入試において、郵送で提出する証明書類は原則として「高校等で厳封されたもの」でなければ受け付けられません。

募集要項が定める「厳封」の定義

「厳封」とは、中の書類が見えないように封がされ、糊付け部分に学校印、封緘用シール、またはサイン等がある状態を指します。

封筒のフラップ(折り返し部分)に、以下のような証明が施されているか確認してください

  • 封緘印(割印)「緘」「印」などの学校用はんこが糊付け部分にまたがって押されている。
  • 封緘用シール剥がすと痕跡が残る学校専用の封印シールが貼られている。
  • サイン・校印担当者・校長先生のサインや学校印で封が閉じられている。

2. これがあると一発で「不受理」!よくある書類不備の例

慶應SFCのアドミッションズ・オフィスでは、以下のような状態で提出された証明書を一切受理しません

① 封緘印・サイン等のない封筒(ただの糊付け)

封筒に入っていても、糊付け部分に封緘印やサインがない状態は「厳封」とは認められません。単に封が閉じられているだけの封筒は不受理となります。

② 受験生が誤って開封してしまった封筒

「中身を確認しようとして開封してしまった」「間違えて破いてしまった」というケースです。一度でも開封された証明書は無効となります。万が一開けてしまった場合は、直ちに高校へ連絡し、再度発行・厳封を依頼してください。

③ 厳封されていない「成績証明書」単体での提出

厳封されていない剥き出しの成績証明書や、ただのコピー(写し)は受理されません。

④ 発行年月日が古すぎるもの

提出する証明書類には、有効な発行年月日の記載が必要です。2026夏秋AOの場合、「2026年6月1日以降」に発行されたものでなければ無効となります。 (※出願時にすでに高校を卒業している方の場合は、卒業後に発行されたものであれば6月1日以前の発行日でも有効です)

3. 高校へ作成を依頼する際の注意点

高校の進路指導の先生や事務の方は、必ずしも慶應SFC AOの細かな募集要項ルールを把握しているわけではありません。

受験生側から明確に依頼することがトラブル防止に繋がります。

① SFC指定の「調査書作成上のお願い」を提示する

慶應義塾大学の公式サイト(SFC AO入試ページ)には、高校の先生向けに「調査書作成上のお願い」という書面が用意されています。これをプリントアウトして学校窓口へ提出し、「必ずこの指定の通りに作成・厳封をお願いします」と伝えましょう。

② 留学や転校(編入)経験がある場合の追加書類

  • 海外留学で単位認定を受けた場合留学先の高校が発行した「成績証明書」原本を調査書に添付する必要があります。
  • 2つ以上の高校に在籍していた場合前籍校の調査書または成績証明書が必要となります。

4. 封筒に入れる前の「厳封書類チェックリスト」

角2封筒に書類をまとめる直前に、手元の厳封封筒(小封筒)を光にかざすなどして最終確認してください

確認項目チェック内容確認欄
開封の有無封筒が開封されていないか(未開封であること)
封緘印(割印)糊付け部分に学校印・封緘シール・サイン等があるか
発行年月日有効な証明書類の発行年月日のものになっているか
記載事項(見出し等で確認できる場合)「卒業見込み」年月等の記載があるか

⚠️ 受験生への重要なお願い(最新情報は必ずご自身で!)

本記事で解説した入試日程、オンライン申請の手順、出願書類の要件、および各種システム上のルール等の情報は、慶應義塾大学SFC公式HPより2026年5月15日公開の「2026夏秋AO募集要項」に基づき作成しています。

しかし、不測の事態や大学側の都合により、システムメンテナンスの日程、出願受理状況の確認期間、あるいは2次面接の実施詳細などが随時、変更・追加アナウンスされる可能性が十分にあります。

「記事に書いてあった日程と実際の締切が違っていた」「知らぬ間に提出ルールの追加発表があった」といった致命的なミスを防ぐため、受験生のみなさんは必ず、慶應義塾大学SFCの公式ウェブサイト、および最新のオンライン出願システムにログインし、正規の募集要項・最新のニュースをあなた自身の目で直接熟読・確認してください。

常に自分自身で一次情報を検証する姿勢を大切に、万全の体制で出願に挑みましょう!

最後に:小さな確認の徹底が、大きな安心につながる

志望理由書や自己アピールにどれほど情熱を注いでも、書類の「封かん」ひとつで出願が受領されない事態になれば、これまでの努力が水の泡になってしまいます

手元にある調査書や証明書の封筒を今一度よく確認し、「封緘印(割印)」がしっかりと押されていることを確かめてから、簡易書留速達で発送しましょう。

万全の準備を整え、自信を持って出願を完了させてください


KOSSUN教育ラボでは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。

受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

本記事で紹介した内容に関連して、以下の記事もおすすめです。ぜひご覧ください。

慶應SFC 夏秋AO入試・出願対策の極意:出願書類を封筒に入れ、簡易書留速達で出すまでの最終シミュレーション

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

■参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。
慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部「2026 夏秋 AO 募集要項」
慶應義塾大学「KEIO UNIVERSITY GUIDEBOOK 2027 学問のすゝめ」