こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「学校の成績は良いけれど、志望理由書に書く『研究テーマ』が見つからない」と悩んでいませんか?それは、あなたがこれまで取り組んできた「高校の勉強」と、SFCが求める「研究」の性質が根本的に異なっているからです。

SFCのAO入試は、単なる知識の蓄積ではなく、自ら問いを立てる「問題発見解決型」の能力を評価します 。今回は、「勉強」から「研究」へのマインドセットの切り替えについて解説します。


1. 「答えがある問い」から「答えのない問い」へ

高校までの勉強とSFCでの研究の最大の違いは、「答え(正解)の有無」にあります。

  • 高校の勉強(受動的学習): 教科書や問題集に用意された「正解」を、いかに効率よく正確に導き出すかを競います。評価の基準は「正答率」です。
  • SFCの研究(能動的探究): まだ誰も正解を知らない、あるいは正解が一つではない「答えのない問い」に挑みます 。加茂学部長が説くように、従来の解決方法に懐疑的であり、自ら新しい発想を追究する姿勢が求められます 。

2. 「インプット」から「アウトプット」への転換

勉強と研究では、知識に対する向き合い方が異なります。

  • 勉強=知識の習得: 既存の体系化された知識を自分の中に取り込む(インプット)ことが目的です。
  • 研究=知識の再編成: 目的(問題解決)のために、既存の知識や技術を「武器」として組み合わせ、新しい価値や政策、デザインを創り出します(アウトプット) 。

SFCでは、生成AIを情報収集や思考の補助ツールとして活用することは認められていますが、AIが生成したものをそのまま提出することは「他力本願」であり、独自の成果物とはみなされません 。自分の経験と知識を掛け合わせ、自らの言葉で発信することが「研究」の本質なのです


3. 【学年別】「研究」の芽を育てる4月の過ごし方

学年ごとに、勉強の枠を超えた「探究」のフェーズを確認しましょう。

高校3年生・既卒生:【探究の結実・加速フェーズ】

  • 目的: 蓄えてきた知識を、具体的な「研究計画」へと昇華させる 。
  • 具体的アクション: 2000字の志望理由書の中で、自分の「志」がSFCのどの研究会や教員のリソースと結びつくのかを論理的に構築します 。
  • 今月の進捗確認: 春AO志願者は調査書の発行依頼を学校に行い、オンライン申請に向けた実務的な準備を完遂してください 。

高校2年生:【探究の実践・拡張フェーズ】

  • 目的: 教科書の枠を飛び出し、社会の「現場」で一次情報を集める。
  • 具体的アクション: 興味のある分野の専門書を読み、フィールドワークや実験を通じて、自分なりの「違和感」を検証します 。
  • 今月の進捗確認: 1次選考免除の対象となる「数学オリンピック」や「JSEC」などのコンテスト情報をチェックし、自分の力を試す打席に立ちましょう 。

高校1年生:【探究の芽吹き・探索フェーズ】

  • 目的: 「なぜ?」と問い続ける好奇心の土壌を作る。
  • 具体的アクション: 勉強を「点」で終わらせず、社会問題とどう繋がっているか考える癖をつけます。中学校卒業以降の全活動が評価対象であることを意識し、日々の探究を記録し始めましょう 。
  • 今月の進捗確認: SFCのシラバスを覗き、大学ではどのような「学際的な研究」が行われているのか、その空気感に触れてみてください 。

⚠️ 【重要】受験生の皆さんへ

研究に没頭するあまり、入試の「ルール」という前提を見失わないでください。

注意事項: 入試日程や書類の規定は年度ごとに厳格に定められています 。必ず慶應義塾大学公式サイトから「最新の募集要項」をご自身でダウンロードし、全ページを熟読してください 。

高校の勉強で培った基礎学力は、研究を行うための強力な「土台」になります。勉強を単なる作業にせず、「この知識を使えば、あの社会問題が解けるかもしれない」という研究者の眼差しを持ってみてください。

その視点の変化こそが、あなたを「未来からの留学生」へと変える第一歩となります。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。