
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應SFC(総合政策学部・環境情報学部)のAO入試において、1次選考を突破した後に待ち構えるのが「2次選考(面接)」です 。 「何を話せばいいのか」「どうすれば自分の情熱が伝わるのか」と不安になる受験生は多いですが、断言します。「伝わる」話し方は才能ではなく、磨くことができる「技術」です。
SFCが求める「問題発見・解決型」の資質を示すために、どのような視点を持ち、何を参考に技術を磨くべきか、教務担当の視点で解説します。
1. SFCの面接は「研究報告会」である
まず、SFCの面接(1人30分程度)の性質を正しく理解しましょう 。これは単なる「一問一答」の試験ではなく、あなたという一人の研究者が、教授陣という専門家に対して行う「研究プロジェクトのプレゼンテーション」です。
参照すべきは「プロフェッショナルの現場」
- 研究会の風景を想像する: SFCには150以上の研究会があり、そこでは教員と学生が「研究パートナー」として対等に議論しています 。
- 「報告」ではなく「提案」: 自分の過去を「報告」するのではなく、SFCのリソース(研究会、施設、教員)をどう活用して、どんな未来を創るのかという「提案」を、論理的かつ情熱的に語る技術が求められます 。
2. 話し方の技術を磨くための「3つの参考資料」
具体的にどのような話し方を目指せばよいのか。以下の3つを参考に、自分のアウトプットを洗練させていきましょう。
① 学部長のメッセージを「トーン」の参考にする
総合政策学部の加茂学部長や環境情報学部の一ノ瀬学部長のメッセージを熟読してください 。
- キーワードの活用: 「未来を切り拓く」「秩序の流動」「独自のビジョンとアイデア」といった言葉が、どのような文脈で使われているか 。
- 視点の持ち方: 社会の複雑な要因を学際的に捉える視点や、失敗を恐れず挑戦するタフな思考回路を、自分の言葉の「トーン」として取り入れます 。
② 「TED」や「学会発表」のプレゼンを構造の参考にする
論理的でありながら、聴衆の心を動かす話し方の構造を学びましょう。
- 問いから始める: 「なぜこの問題が重要なのか」という問いを立て、そこに共感を生む話し方。
- 根拠(データ)とビジョンの往復: 自分の実践知(具体的な経験)と、それに基づいた将来の構想を、バランスよく織り交ぜて話す技術です 。
③ 募集要項の「評価基準」をチェックリストにする
募集要項には「多面的な能力」を総合評価すると明記されています 。
- 自己点検: 自分の話し方は「主体性」を感じさせるか?「創造性」があるか?「日本語能力もしくは英語能力」を十分に発揮できているか?
- NG例の回避: 生成AIに頼り切ったような「他力本願」な話し方ではなく、自身の来歴や経験に基づいた「血の通った言葉」になっているかを厳しくチェックします 。
3. 「伝わる」を確実にする実践的な技術
面接という限られた時間の中で、あなたの価値を最大化する具体的なテクニックです。
- 「福利の法則」: 「伝わる」話し方を身につけていることは、合格に向けた絶対条件となります。そのために有効なメソッドが、KOSSUN教育ラボで開発した「相手にわかりやすく自分の考えや思いを伝える」ためのコミュニケーション・スキル「福利の法則」です。
復唱(F)…面接官の質問を繰り返す
結論(K)…最もいいたいことは先に伝える
理由(R)…結論に対する根拠を示す
以上(I)…発言を締めくくる
この「F」「K」「R」「I」の順で話すことで、30分間の対話を構造化します。
- 「共通言語」を使う: SFC独自の用語(実践知、問題発見解決、学際的など)を適切に使いつつ、専門外の人にも伝わる平易な言葉で説明する「翻訳力」を磨きます 。
- 非言語コミュニケーション: オンライン出願システムでアップロードした「顔写真」から受ける印象と、実際の面接での表情・声のトーンに一貫性を持たせましょう 。
4. 【重要】最終確認のお願い
【重要】最終確認のお願い :本記事は「2026春AO」および「2025夏秋AO」の募集要項に基づき作成しています 。入試制度の詳細や最新のルールは、必ず慶應義塾大学公式サイトから最新の「募集要項」をダウンロードし、自身の責任で最終確認を行ってください 。
最後に
「伝わる」技術を磨くことは、お世辞やテクニックを覚えることではありません。あなたの内側にある純粋な「問い」と、それを解決したいという「志」を、最も純度の高い状態で相手に届けるための努力です。
あなたの言葉が、面接官という「最初の研究パートナー」を納得させたとき、SFCへの扉は大きく開かれます。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


