
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應SFCのAO入試において、書類の説得力を左右するのは「主観と客観のバランス」です。自分の情熱を語る「志望理由書」が主観なら、それを支える客観的な柱となるのが「志願者評価(評価書)」です。
募集要項には「志願者を客観的に知る立場にある2名に作成を依頼してください」とあります 。ここで重要なのは、単なる「知り合い」ではなく、あなたの活動のプロセスや思考の癖までを深く理解している、「関係の深い人物」に分析を委ねることです。
今回は、最も身近な他者の視点を取り入れた、究極の自己分析メソッドを解説します。
1. なぜ「関係の深さ」が重要なのか
SFCのAO入試は、中学校卒業後から出願に至るまでの全期間を評価対象とします 。この長い期間の中で、あなたがどう悩み、どう変化したかを語れるのは、あなたと深く関わってきた人物だけです。
- 「診断書」としての評価書: SFCは「推薦書」ではなく「評価書」を求めています 。これは、あなたの良い面だけでなく、課題や成長の余地を含めた多面的な分析を求めていることを意味します。
- エピソードの具体性: 関係が深い評価者は、「彼は粘り強い」といった抽象的な表現ではなく、「あのプロジェクトの失敗時、彼は〇〇という独自の視点で立ち直った」という、あなた固有の具体的なエピソードを記述できます 。
- 「一貫性」の証明: あなたが志望理由書で綴る「想い」が、日常の行動にどう表れているか。それを第三者が裏付けることで、書類全体の信頼性が飛躍的に高まります 。
2. 「他者の目」を借りた自己分析のステップ
自分一人で机に向かうだけが自己分析ではありません。信頼できる「他者」との対話こそが、独創的な研究テーマや志望理由を生み出します。
- 「私」の定義を他者に問う: 評価者を依頼する相手に、「私の最大の弱みは何だと思うか?」「私が夢中になっている時の共通点は何か?」を問いかけてみましょう。自分では「当たり前」だと思っていた特性が、実はSFCが求める「問題発見」の才能であることに気づかされることが多々あります。
- 「プロセス」の言語化を助けてもらう: 志願者評価はオンライン入力形式です 。事前に評価者候補と対話し、自分の活動報告(学業や学業以外の諸成果)を振り返ることで、自分一人では見落としていた「成長の軌跡」を再発見できます 。
- 「補助的ツール」としての対話: 生成AIも一つのツールですが、あなたの「来歴や経験」を肌で知る他者との対話こそが、あなた自身の考えを真に「醸成」させる鍵となります 。
3. 依頼する際の「誠実な段取り」
深い関係性がある相手だからこそ、礼儀と段取りが重要です。
- 2親等内の親族は不可: どんなに自分を知っていても、親族に依頼することはできません 。
- 早めの相談と骨格の共有: 評価者の入力が完了しなければ、出願は完了しません 。余裕を持って打診し、自分の「研究テーマ」や「SFCで学びたい理由」を伝えておきましょう 。
- 客観的な評価への同意: 評価者が入力した内容は、一時保存や確定(提出)というステップを経て大学へ届きます 。自分を良く見せてもらうのではなく、ありのままの自分を分析してもらうことに同意する姿勢が、良質な評価書に繋がります。
最後に
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


