こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のAO入試(総合型選抜)を目指そうと考えている高校1年生・2年生のみなさん、日々の学校生活や探究学習への取り組みは順調ですか?

「SFCのAO入試に興味があるけれど、倍率も高そうだし、今からどんな準備をしていけばいいのか分からない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そんなみなさんに、最新の「2026年度 夏秋AO 募集要項」から、低学年のうちから絶対に知っておくべき最強の飛び級ルートをご紹介します。それが、特定のコンテストで所定の成績を収めた受験生に与えられる「1次選考(書類審査)免除制度」です。

今回は、募集要項に明記されている最新の免除対象コンテストを徹底解剖し、「1次選考免除を狙えるコンテスト一覧(個人受賞限定のリアルな注意点)」、そして「高1・高2生がいつから、どのように動くべきかという具体的な行動指針」について解説します!

今から動き出せば、ライバルに圧倒的な差をつけて慶應義塾への切符を引き寄せることができます。

未来の自分のために、じっくり読み進めてみましょう!

第1部:【要項解剖】SFC AO入試「1次選考免除」のコンテスト一覧

まず、募集要項の「入学者選考の概要」に定められている、1次選考(書類選考)が免除となる具体的なコンテストと、そのリアルな条件を整理しましょう。

1. 1次選考免除となる対象コンテストおよび所定の成績一覧

以下のコンテストにおいて、「個人での受賞(グループ応募は対象外)」に限り、1次選考が免除され、2次選考(面接試験)から受験することができます。

  • 日本数学オリンピック: 予選Aランク者
  • 全国物理コンテスト「物理チャレンジ」: 第 2 チャレンジでの金・銀・銅、他各賞(奨励賞は除く)受賞者
  • 化学グランプリ: 一次選考通過者
  • 日本生物学オリンピック: 予選(旧:1 次選考)通過者
  • 全国地学オリンピック: 金賞受賞者
  • 日本情報オリンピック(JOI): 本選Aランク者
  • 全国高校生マイプロジェクトアワード: 文部科学大臣賞、マイプロジェクトアワード特別賞、ベスト・オーナーシップ賞、ベストコ・クリエーション賞、ベスト・ラーニング賞
  • JSEC(高校生・高専生科学技術チャレンジ):最終審査進出者
  • 未踏ジュニア: 未踏ジュニアスーパークリエータ認定者

※「2026年度 夏秋AO 募集要項」記載の「1 次選考免除対象コンテストの所定の成績」より一部抜粋

※中学校卒業以降から AO 入試出願に至る期間での受賞のみを対象。

2. 知っておくべき「個人受賞限定」と「1回」の罠

この制度を利用するにあたり、募集要項には受験生が見落としてはならない重要なルールが明記されています。

  • 注意点①:グループでの受賞は完全に「対象外」! 例えば「全国高校生マイプロジェクトアワード」や「JSEC」で素晴らしい賞を獲得したとしても、それが学校の友人やチームなど複数人のグループで応募したものであった場合は、1次選考免除の対象には一切なりません。必ず「個人(1人)」でエントリーし、受賞・認定されている必要があります。
  • 注意点②:この特権を使えるのは「1回限り」! 募集要項には「1 次選考免除申請は、総合政策学部・環境情報学部のいずれかの学部で 1 回限りとします(また、複数のコンテストで所定の成績をおさめている場合も申請は 1 回限りとします)。過去に AO 入試 1次選考免除申請をして出願を受理された者、および過去に実施した AO 入試の C 方式で出願した者は申請できません。(出典:『2026年度 夏秋AO 募集要項』 P.11)」と定められています。過去にこの免除申請を一度でも行ったことがある場合は、二度と使うことができないリアルなプラチナチケットなのです。

第2部:いつから狙うべき?高1・高2生のための「時期別」行動指針

「こんなにハイレベルなコンテスト、自分には無理だ…」と諦める必要はありません。環境情報学部が追究する「技術、デザイン、ツール、感性、アート」や、総合政策学部が重視する「政策、ガバナンス、経営、戦略」といったSFCのアプローチは、まさにこれらのコンテストとリアルに地続きになっています。

高1・高2の今から戦略的に動くための、教務特製の行動指針を伝授します。

【高校1年生の行動指針:あなたの『大好きなこと』を尖らせる】

  • 取り組むべきこと: まずは、自分が寝食を忘れて没頭してしまう分野(プログラミング、ロボット、地域の課題解決、サイエンス、アートなど)を一つ見つけましょう。SFCには「あなたたちが、未来を切り拓くのです」という強いメッセージがあります。学校の勉強だけでなく、自分の興味のある分野の本を読み、小さなアイデアをノートに書き留めることから始めてください。
  • コンテストへの視点: 高1の段階では、まずは各オリンピックの過去問に触れてみたり、地域のマイプロジェクト活動のイベントを見学しに行ったりして、「どのような問いが評価されているのか」というリサーチ(問題発見)を行う時期です。

【高校2年生の行動指針:個人エントリーで『躬行実践』を起こす】

  • 取り組むべきこと: 高2の夏から秋にかけては、自分のアイデアを形にする具体的な行動(躬行実践)を起こす最大のチャンスです。
  • コンテストへの視点: 上記の免除対象コンテストの多くは、高2の夏〜冬にかけて応募締切や予選が開催されます。ここで大切な戦略は、チームを組みたい誘惑をグッと堪え、「1次選考免除の要件を満たすために、必ず個人(ソロ)でエントリーする」ということです。 例えば、未踏ジュニアに自分の開発したITツールを個人応募する、JSECに自分の探究の論文を個人名義で提出する、といった具体的な挑戦をこの時期にリアルに積み重ねていきましょう。

第3部:もし免除が取れなくても、そのプロセスが「最強の志望理由」になる

塾で指導していて、最も低学年のみなさんに伝えたいマインドセットがあります。それは、「仮にコンテストで所定の賞に届かず、1次選考免除が勝ち取れなかったとしても、その挑戦のプロセスそのものが、AO入試における最強の合格武器になる」という事実です。

SFCのAO入試(1次選考)では、日本語2000字の志望理由書(①)と、A4サイズ2枚以内の「自由記述資料(②)」の提出が求められます。

高1・高2の段階で、これらのコンテストに向けて自ら問いを立て(問題発見)、プロトタイプを開発したりフィールドワークを重ねたりした経験(問題解決)があれば、その「あがいた実績とデータ」をそのまま2枚の自由記述に落とし込むことができるのです。

さらに、オンライン出願システムの「活動報告(最大10点)」の欄には、コンテストの本選出場実績や、メンターと議論を重ねたリアルな軌跡を、強力な客観的証明(一次情報)として登録できます。

つまり、低学年のうちから1次選考免除を狙ってコンテストに本気で挑戦することは、免除が取れれば「面接へ直行」、取れなくても「書類のクオリティが他を圧倒する」という、受験戦略上どちらに転んでも美味しい、最高のブースターになるのです。

⚠️ 受験生への重要なお願い(最新情報は必ずご自身で!)

本記事で解説した「1次選考免除制度」の対象コンテスト一覧、該当する成績要件(個人受賞限定のルールなど)、およびAO入試の選考プロセスは、慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部が公式に開示している最新の「2026 夏秋AO 募集要項」に基づき、作成しております。

しかし、対象となるコンテストの追加・変更や、各コンテスト自体の開催規定の変更、および将来の入試選考基準の改定等は、大学側の判断により随時、見直しやアップデートがされる可能性が十分にあります

「自分の学年が受験する年の要項を見たら、免除対象のルールが変わっていた」「オンライン出願システム上での免除申請の手順を勘違いしていた」といった致命的なミスを防ぐため、高1・高2生のみなさんは本記事の情報だけで満足せず必ず出願しようとする年度の慶應義塾大学SFC公式募集要項および入試公式新着ニュースを、あなた自身の目で直接熟読・確認してください

誰かに言われた情報を鵜呑みにせず、常に公式の一次情報を自ら検索・確認し、数年先を見据えたスケジュールを主体的に設計すること。

その自律的な情報収集力こそが、SFCの求める大切な資質の第一歩です。万全の準備をして、最高に熱い高校生活を送りましょう!

最後に

高1・高2のみなさんには、高3生よりも圧倒的に多くの「時間」というリソースがあります。

他人の作ったテンプレートをなぞるだけの綺麗な優等生を目指すのではなく、自らの責任のもとで十分に考えて行動し、コンテストという荒波に今すぐ飛び込んでみてください。

その挑戦のなかで磨かれたあなたの「独自の考え・ビジョン」は、数年後、湘南藤沢キャンパスのランドスケープの上で、教授陣と対等に渡り合うための最もリアルで格好良い武器になります。

明日からの行動を、今すぐアップデートしていきましょう!


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。


■参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。

「2026 夏秋AO 募集要項(慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部)」