
- 0.1. 1. 「志望理由書の型」における結びの役割
- 0.2. 2. 「〆のひと押し」を最強にする3つの要素
- 0.2.1. ① 熱意の再表明(覚悟を示す)
- 0.2.2. ② 社会への貢献ビジョン(利他的視点)
- 0.2.3. ③ 向上心の提示(未完成の美)
- 0.3. 3. SFC教員の記憶に残る「最後の一行」の書き方
- 0.3.1. パターンA:使命感型(社会実装への意志)
- 0.3.2. パターンB:研究継続型(歩みの加速)
- 0.3.3. パターンC:SFCへの共鳴型(理念との一致)
- 0.4. 4. 志望理由書を書く上での5つの最終チェック
- 0.5. 5. 注意すべき落とし穴:〆のNGワード
- 0.6. 6. 休憩時間にできる「結び」のワーク
- 1. ⚠️ 【重要】受験生の皆さんへ
- 1.1. 最後に
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應SFCのAO入試において、志望理由書を締めくくる「結び」の一段落は、採点者である教員の心にあなたの残像を刻みつける重要なプレゼンスペースです。
「書きたいことはすべて書いた。最後はどう締めればいいだろう……」と筆が止まっているあなたへ。
今回は、KOSSUN教育ラボ式「志望理由書の型」に基づいた、合格を確信させる「結び」の言葉と構成戦略について、徹底解説します。
1. 「志望理由書の型」における結びの役割
KOSSUN教育ラボでは、志望理由書を以下の4ブロックで構成することを推奨しています。
- 志の宣言:大学で何を学び、どのように成長したいのか、具体的な目標・計画を示す。
- 一貫性の提示:なぜその大学・学部を志望したのか、きっかけや動機を述べる。
- 志望動機:大学・学部の教育内容、研究内容、施設・設備など、具体的な魅力を挙げる。
- 〆のひと押し:改めて入学への熱意を表明する。
今回のテーマである「結び」は、まさにこの「④ 〆のひと押し」にあたります。
単なる「以上のような理由で志望します」という事務的な挨拶で終わらせるのは、あまりにももったいない行為です。ここは、あなたの「志」が社会とどう繋がり、未来をどう変えるのかを鮮明に描き出す場所なのです。
2. 「〆のひと押し」を最強にする3つの要素
合格レベルの結びを作るには、以下の3つの要素を一段落の中に凝縮させる必要があります。
① 熱意の再表明(覚悟を示す)
冒頭の「志の宣言」で掲げた目標を、より強い決意を持って繰り返します。
- ポイント: 「頑張ります」という言葉ではなく、「〜を成し遂げるために、SFCの環境を使い倒す覚悟がある」という主体性を示しましょう。
② 社会への貢献ビジョン(利他的視点)
SFCが求める「未来の先導者」は、自分の成功だけを追い求める人ではありません。
- ポイント: あなたの学びが、卒業後に社会のどのような課題を解決し、誰を幸せにするのか。その「利他的な着地点」を明確にします。
③ 向上心の提示(未完成の美)
「今の自分はまだ未熟だが、だからこそSFCという最高峰の環境で学び続ける必要がある」という謙虚かつ前向きな姿勢を見せます。
- ポイント: 「常に向上心を持って学び続けたい」という一文は、SFCのアドミッション・ポリシーにある「研鑽を積む姿勢」を評価させる強力なエビデンスになります。
3. SFC教員の記憶に残る「最後の一行」の書き方
文章の最後を締めくくる一文は、そのまま面接への招待状になります。
以下の3パターンを参考に、あなたらしい言葉を紡いでください。
パターンA:使命感型(社会実装への意志)
「大学で学んだ〇〇の知識を活かし、〇〇の分野で社会に貢献できる人材になるため、努力を惜しまず、常に向上心を持って学び続けたいと考えています。」
パターンB:研究継続型(歩みの加速)
「高校時代の〇〇という経験から始まった私の問いを、SFCという知の最前線で昇華させ、未踏の未来を切り拓く先導者となることをここに誓います。」
パターンC:SFCへの共鳴型(理念との一致)
「既存の枠組みに捉われず、自ら問題を発見し、解決策を創造し続ける。そのSFCの精神を体現する学生として、湘南藤沢の地で挑戦を始める決意です。」
4. 志望理由書を書く上での5つの最終チェック
結びの文章を作成する際、改めて以下の「志望理由書のポイント」をクリアしているか確認してください。
- 徹底的な大学研究: 結びの中でも「貴学でなければならない理由」が滲み出ているか。
- 自己分析の深化: 自分の強みが「社会への貢献」という形で結びに繋がっているか。
- 具体的なエピソードの想起: 結びを読んだ時、中盤で書いた「一貫性」の光景が教員の脳裏に浮かぶか。
- 人物像との関連性: 「未来を切り拓く先導者」としての自信と謙虚さが同居しているか。
- 論理的かつ分かりやすい文章: 最後の一文が、スッと頭に入るリズム(60字以内程度)になっているか。
5. 注意すべき落とし穴:〆のNGワード
- 「教えていただきたい」: 学びを「受動的なサービス」と捉えている印象を与えます。「共に研究を実践したい」「知を創造したい」という言葉に変えましょう。
- 「貴学の発展に貢献したい」: 一見謙虚ですが、SFCの教員は「あなた自身が社会にどんなインパクトを与えるか」に興味があります。焦点はあなたと社会に当ててください。
- 「嘘や誇張」: 最後に「絶対に世界一になります!」と根拠なく叫んでも響きません。これまでの文章に基づいた、誠実な一押しを心がけましょう。
6. 休憩時間にできる「結び」のワーク
今書いている原稿の末尾を、以下の手順でブラッシュアップしてみてください。
- 「以上のような理由で志望します」という文を削除する。
- 代わりに、「卒業後の自分」を主人公にした一文を書き足す。
- その文の中に、あなたが最も大切にしている「キーワード(研究テーマ)」を一つ入れる。
⚠️ 【重要】受験生の皆さんへ
注意事項:
本記事は「2026年度パンフレット」および「2026春AO」「2025夏秋AO」の募集要項に基づき作成しています 。入試日程やルールは年度により変更されるため、必ず慶應義塾大学公式サイトから最新の「募集要項」をダウンロードし、隅々まで熟読した上で、自身の責任で最終確認を行ってください。
最後に
KOSSUN教育ラボ式の「志望理由書の型」に沿って構成された文章は、最後にこの力強い「〆のひと押し」が加わることで、初めて完成します。
最後の一文字を置くその瞬間まで、あなたの「志」を研ぎ澄ませてください。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


